木県那須塩原温泉にある『湯宿 梅川荘』に家族で宿泊してきました。

1歳になりたての赤ちゃん連れだったので、赤ちゃんが泊まっても大丈夫そうな宿を選びました。

梅川荘は落ち着いた旅館で全体的に良かったです。那須塩原食材を使ったご飯もおいしく、露天風呂の雰囲気も良くて満足できました。

この記事では梅川荘に宿泊した内容をブログにまとめましたのでご参考ください。

※2021年11月に宿泊した内容です。旅行全体については、「那須塩原の旅行記ブログ」に書いているので合わせてどうぞ。

梅川荘の特徴

梅川荘の特徴は下記の通り。

・赤ちゃんの温泉デビューに適した温泉
・気持ちの良い露天風呂
・夕食朝食ともに地元食材でおいしい
・スタッフのサービスが良い

梅川荘は那須塩原温泉から少し離れた高台にあります。そのため静かな場所で宿から山の景色が見えます。

建物は新しいわけではありませんが、館内や部屋がきれいに整備されていてくつろげます。

また、普通の温泉だと赤ちゃんが入れないことが多いのですが、梅川荘では赤ちゃんでも入れる温泉でした。

おいしいご飯や気持ちのいい露天風呂など、全体を通して良い宿でした。

梅川荘の行き方

梅川荘へは車で行くのが便利です。

最寄りが新幹線駅の那須塩原駅でそこから車で40分ほどです。

バスで行く場合は、那須塩原駅から那須塩原温泉まで約1時間、その後は塩原温泉バスターミナルから送迎バス(要予約)かタクシーの利用になります。

バスの便数が限られているので、事前にバス公式サイトを確認するのが良いです。

那須塩原温泉までの途中に、もみじ谷大吊橋など観光名所があるので、立ち寄る場合はレンタカーのほうが便利です。

僕はたびらいレンタカーを使って予約しましたが、公式サイトから予約するよりも安くて予約の手間もかからないのでおすすめです。

梅川荘に宿泊

梅川荘に宿泊した様子を写真といっしょに紹介していきます。

夫婦2人に1歳の赤ちゃん、夕食朝食付きの和室に1泊しました。

夕食・朝食がお部屋で食べれて、夕食のワンドリンク付きというプランで合計31500円。大人1人あたり約16000円なので、紅葉時期の那須塩原温泉の旅館で若干安かったと思います。

梅川荘にチェックイン

梅川荘に向かう前にもみじ谷大吊橋や紅の吊橋に立ち寄っていたので、梅川荘には17時ごろに着きました。

駐車場は予約不要で無料で利用できます。

梅川荘外観

梅川荘ロビー
(こちらの写真は翌日朝に撮ったもの)

ロビーには兜の飾り物やちょっとした座れる場所もあります。

宿泊の説明を聞いてチェックインします。

和室の部屋

今回泊まったお部屋は1階の和室です。他にもベッド付きの和洋室のお部屋もあったようですが、赤ちゃんがいるので和室を選びました。

部屋までの廊下

角のお部屋でロビーから歩いてすぐ着きました。それではお部屋に入りたいと思います。

梅川荘の部屋①

梅川荘の部屋②

梅川荘の部屋③

部屋は畳部分で10畳、床の間と窓際のテーブル部分を合わせると14畳ほどありとても広々しています。

畳も綺麗で子どもがハイハイしても安心でした。

部屋のトイレ

入り口横に洗面所とお手洗いがあります。トイレはウォシュレット付き。

浴衣やタオル

浴衣やお風呂用のセットもそろっていて旅館っぽいですね。

部屋のお菓子

お茶菓子は温泉まんじゅうとじゃり豆。おいしくいただきました。

部屋の鍵

お部屋の鍵は真ん中で2つに分かれる面白い作りになっていました。


今回の宿泊では夕食と朝食が部屋食で基本的に部屋滞在でしたので、お部屋が広くて良かったです。

子どももいつもより広い部屋でハイハイを楽しんでいました。

温泉(大浴場・露天風呂)

部屋に荷物を降ろして一息ついた後はお風呂に行きました。

部屋を出てすぐ近くに貸切風呂がありました。

貸切風呂(じゃらん引用)
じゃらんから引用)

貸切風呂は有料で今回利用はしていませんが、お風呂から紅葉が見れるようです。

お風呂後のひと休み場所

貸切風呂から少し進んだところに湯上り後のひと休み場もあります。確かマッサージ機がありました。

通常の大浴場・露天風呂は1階からエレベーターで下に降りたところにあります。

お風呂の貴重品ロッカー

無料の貴重品入れがあるのは嬉しいですね。

男湯入口

お風呂は次の日も同じ場所だったので男女の入れ替えはなさそうです。

女性側のお風呂にベビーベッド、あとベビーバスも旅館の方に伝えていれば使うことができます(貸切風呂で使ってない時間)。

男性用大浴場(じゃらん引用)
じゃらんから引用)

内風呂は旅館の大きさからすれば十分。混みあうこともなく、ほとんどの時間1人で入れました。

お湯はメタケイ酸を豊富に含んでいるからか化粧水のような感じで若干トロッとしてます。

お風呂の温度も長湯できる40度ぐらいの温度で良いです。

露天風呂(じゃらん引用)
じゃらんから引用)

こちらは女性側の写真ですが(女性用しか載ってませんでした)、男性側も作りは似ています。

女性側のほうが山に近いので木が見えますが、男性側のほうは視界が開けて遠くの山が見える作りになっています。

夜入った時は気づきませんでしたが、朝に入った時にすすきが広がる光景できれいでした。

岩風呂で座る箇所を調整することで、高さが深くなりすぎずくつろげます。こちらもほぼ貸切で入れました。

露天風呂は気持ちよく長湯でき、滞在中に3回入りました。

お部屋で夕食

夕食はお部屋でいただきました。

夕食献立

献立で赤文字のものが那須塩原産、青文字が栃木県産ですが、メニューの大半が赤文字のことから、地元産にこだわっていることが分かります。

夕食全体像

最初に山女魚(ヤマメ)の塩焼き、茶碗蒸し、デザート以外がきました。

ワンドリンク付きだったので生ビールを注文。ご飯は先にもらうこともできたので早めにもらいました。

夕食5点盛り

5点盛り。田楽や味噌漬けの牛肉などご飯やビールが進みます。

夕食刺身

八汐鱒(ヤシオマス)、岩魚(イワナ)、こんにゃく、湯葉の刺身。

八汐鱒や岩魚の刺身は初めて食べましたがクセがなくおいしいです。いくらでも食べれそう。

こんにゃくも臭みなく、湯葉もするっと食べてしまいました。

夕食シイタケ焼き

焼き椎茸。

かかっているジュレやもみじおろしも大人な味で秋っぽい一品です。

夕食煮物

野菜の煮物も箸休めにぴったりです。

夕食山女魚の塩焼き

山女魚の塩焼き。

鮎よりもあっさりしていて身がしまっている感じがします。文句なしにおいしいです。

夕食日本酒3点

おいしい料理が出てくると日本酒を飲みたくなってしまいます。

「東力士」「旭興」「絆」の3種盛り。「東力士」が個人的には好みでおいしかったです。

夕食茶碗蒸し

茶碗蒸しと赤だし。

夕食陶板焼き

和牛と野菜の陶板焼き。

好きなタイミングで火をつけれたので温かい状態で楽しめました。野菜もおいしい。

夕食デザート

ヨーグルトと豆乳のプリン。

ヨーグルトと豆乳を使っているからかレアチーズみたいな味わいでした。

夕食はどのメニューもおいしく、那須塩原産の食事が楽しめてたいへん満足しました。

朝の散歩

朝起きてから朝食の時間まで外に出て散歩しました。

旅館の外①

玄関口を出て右側に行くとちょっとした休憩スペースがあります。

旅館の外②

遠くの山にうっすらもやがかかっています。もう少し早い時間帯であれば雲海が出る日もありそうです。

旅館の外③

旅館の裏手にある山が紅葉していてきれいでした。

高台にあるので空気も澄んでいて気持ちよいです。実家が山のほうなので、山の景色を見ると落ち着くんですよね。

お部屋で朝食

赤ちゃんがいたので朝食もお部屋でいただきました。プランとしては大広間で食べるより値段は上がりますが、周りの人を気にする必要がありません。

朝食献立

朝食に関しても那須塩原産や栃木県産の食材が使われています。

朝食全体像

温かいスープはナスのポタージュ。

優しい味なので赤ちゃんも食べれました。

煮物や切り干し大根も赤ちゃんがたくさん食べてました。和食だと離乳食でも食べさせることができるのでありがたいです。

サラダの野菜も味がしっかりしていますね。お味噌汁もおいしいです。

朝食に関してもおいしくいただきました。

梅川荘に宿泊した感想

梅川荘に宿泊するときの注意点と良かった点を記載しておきます。

注意点

・那須塩原温泉の中心街から離れる

梅川荘の立地は那須塩原温泉中心街から離れたところにあります。

紅の吊橋から車で約5分なので宿から歩いて中心街に散策は少し遠いですね。

最寄りのコンビニまでは車で約3分なので、必要なものは事前に買ってから行くとよいでしょう。


・源泉かけ流しではない

梅川荘の温泉は源泉かけ流しではなく循環型で消毒もしています。

温泉が大好きでこだわりのある人だと、那須塩原温泉で源泉かけ流しでないことを残念に思うかもしれません。

裏を返せば消毒をしているので子ども連れだと安心ではあります。

梅川荘は赤ちゃんでも温泉に入れることを売りにしているので、消毒は当然の対応なのかもしれません。

良かった点

・温泉が赤ちゃんでも入れる濃度

梅川荘の温泉はphが弱アルカリ性で肌に優しいのが特徴です。

またメタケイ酸(化粧水とかに入っている成分)を豊富に含んでいるため湯上りも乾燥しにくいです。

そのため赤ちゃんの温泉デビューにぴったりなのです。

うちの子どもも1歳にして無事(?)温泉デビューを果たしました。


・露天風呂が気持ち良い

好みの問題かもしれませんが個人的には気持ちの良い露天風呂でした。

旅館の大きさに対して広めの岩風呂で開放的ですし、浸かった時のお湯の深さがちょうどよいです。たまに浅すぎたり深すぎたりでしっくりこないお風呂があるんですよね。

お湯の温度は長湯できる40度ぐらいで空を見上げれば星空が見えました。

山の上で空気が澄んでいるからか首から上は気持ちの良い涼しさです。

また、明るい時間に入るとススキがたくさん生えている景色が見えます。

温泉は循環型ですが、メタケイ酸が豊富で成分の多さを実感できます。

欲を言えば源泉かけ流しが良いですが、その点を差し引いても良い温泉でした。


・夕食、朝食ともに地元食材を使っている

夕食も朝食も地元の那須塩原産、または栃木県産の食材を使っているのは好感です。

旅行に来ているのでせっかくならその土地ならではの食事を楽しみたいので。

また夕食にしても朝食にしてもどれを食べてもおいしかったです。

夕食はこれまで食べたことない食材もあって楽しかったです。


・旅館スタッフの接客が良い

梅川荘は旅館の方が情報を教えてくれたりフレンドリーに接してくれました。

予約前に電話でベビーバスの有無を聞いたときに、ベビーバスのことだけでなく赤ちゃんが入っても大丈夫な温泉であることや、チェックアウト時に観光できそうなおすすめ場所を教えてくれたりしました。

また、館内で記念写真を1枚撮ってくれることはよくあるのですが、館内、旅館のお庭、旅館の入口、と複数パターンの写真を旅館の方から撮ってくれました。

全てのスタッフの方がそうかは分かりませんが、良い対応でした。

まとめ

梅川荘に宿泊した感想をまとめておきます。

・温泉が赤ちゃんでも入れる濃度
・露天風呂が気持ち良い
・夕食、朝食ともに地元食材を使っている
・旅館スタッフの接客が良い
・那須塩原温泉の中心街から離れる
・源泉かけ流しではない

客室数も限られている旅館で、和室のお部屋も綺麗だったので赤ちゃんがいても落ち着いて過ごせました。

夕食と朝食では那須塩原を感じられる料理を食べられて満足です。

温泉の質にとてもこだわる方でなければ、那須塩原の宿泊におすすめです。