東京から群馬県渋川市にある伊香保温泉に一人旅してきました。
初めての伊香保温泉でかつ紅葉の時期ということもあり、1泊2日で伊香保温泉とその周辺を旅行してきました。
結論からいうと、趣のある温泉街で非常に楽しめました。
泊まった宿が良い、ご飯おいしい、温泉気持ちいい、隠れた観光スポットが多い。
一人旅を通して近場にこんな良い観光地があったんだなぁと実感させられました。
これから伊香保温泉へ一人旅に行く方の参考になればと思い、ブログ記事にまとめましたのでご参考ください。
※11月1日(金)~11月2日(土)で旅行した内容になります。
1日目の旅程
1日目はお昼の12時に東京を出発して伊香保温泉に向かいました。旅程は以下の通りです。
・高崎駅でレンタカー
・田丸屋で水沢うどん
・水澤観音にお参り
・ぴのんにチェックイン
・松本楼で温泉に入る
・河鹿橋で夜の紅葉
・ぴのんで夕食
東京から伊香保温泉までは電車とレンタカー
東京から伊香保温泉までの道のりとしては、上野駅から高崎駅まで電車、高崎駅から伊香保温泉まではレンタカーを利用。
というのも伊香保温泉の周辺も観光したかったので、レンタカーのほうが都合が良かったんですよね。
伊香保温泉の石段街周辺の観光であれば高速バスで行くのもアリです。
新幹線を使えば上野から高崎駅までは1時間10分、通常の電車で1時間45分でしたが料金が2.5倍ほど差がつきます。
しかも電車のタイミング的に到着時間に差がなかったので通常の電車で行くことに。
高崎駅でレンタカー
高崎駅に着いたら事前にたびらいレンタカーで予約していたオリックスレンタカーに向かいました。
たびらいレンタカーで予約すると公式サイトから予約するより安くなるのでよくお世話になっています。
今回は14時間レンタルに免責補償込みで6900円(税込)という安さ。
レンタカーを安く借りるならたびらいレンタカーおすすめですね。
伊香保旅の相棒はマーチ。マーチは久しぶりでしたが燃費良かったです。
ではいざ伊香保へ!
田丸屋の水沢うどんで昼食を
最初の目的地は伊香保温泉の少し手前にある水沢うどんのお店、『田丸屋』に向かいました。
高崎駅から40分ほどの場所で『水沢うどん街道』という水沢うどん屋さんが10軒近く並ぶ通りにあります。
その中でも田丸屋は1582年に創業した超老舗。評判でも1,2位を争うらしくぜひ食べたいと思っていました。水沢うどんは日本3大うどんの1つです。
入口から大きな招き猫が登場。インパクトあります。
店内は改装してるのでしょう。建物自体は歴史を感じますが畳などはとてもきれいでした。
注文は水沢うどんとマイタケ天ぷら&かき揚げを注文。
待っている間、店内を見渡していましたが広々して良いですね。店員さんに聞いたところお昼時は奥にある部屋までいっぱいになるとのこと。
ついに来た水沢うどんはぱっと見でもつるつるしてますね。つけダレはツユとゴマダレの2種類。いざ実食!
麺はつるつるとのどごしが良いのに、噛めばモチモチが止まらない。おいしい。
何口かうどんを食べたあとは付け合せで頼んだマイタケの天ぷらを。
マイタケってこんなおいしかったっけ?と思うほど肉厚かつジューシーでおいしい。あと何気に沖縄の塩がおいしいです。
そしてかき揚げの野菜の甘さがまた良い。特に玉ねぎが甘いですね。
最初は1760円(税込)で高い気がしましたが、次に伊香保温泉来たときも食べたいと思いましたね。
水澤観音にお参り
水沢うどんでお腹を満たした後はすぐ近くの水澤観音に行きました。本当は水澤観世音(みずさわかんぜおん)という名前らしいです。
水沢うどんはここにお参りしたあとに食べるものらしいのですが、お腹が空いていたので順序を逆にしました。
入口の門をくぐると少し高さのある階段が待ち受けています。階段を上っていくと本堂に着きます。
けっこう古い感じのお寺です。水澤観音は鈴じゃなくて鐘を鳴らせるようになっていました。
本堂の横には二重塔がありました。この二重塔は面白い仕掛けがあって、真ん中のお地蔵さんが乗っている台が回転します。なんでもこの台を3回廻す(まわす)と良いらしいですね。
水澤観音は水沢うどんを食べに行くのに合わせてお参りするとちょうどいいですよ。
洋風旅館ぴのんにチェックイン
水澤観音から今回泊まる『洋風旅館ぴのん』までは車で5分ほどです。通りに姉妹宿の松本楼が左手に見えたらそこからすぐです。
ぴのんは伊香保では珍しい洋風の建物なんですが、松本楼の経営者の娘さんが作った宿だそうです。
ぴのんの由来はスペイン語で松ぼっくり。松本楼の子どもということですね。
ロビーはこじんまりとしながらも木のぬくもりを感じられる暖かい空間。受付の横にはバーカウンターのようなものもあります。
受付でウェルカムドリンクの柚蜜ジュースをもらいましたがおいしい。宿と朝食の説明をしてもらい鍵を受け取って部屋まで案内してもらいました。
ぴのんの部屋
部屋に入るとおしゃれな感じ。部屋自体がかなりきれいでした。
照明器具や内装などが洋風。ベッドもひとりで使うにはじゅうぶんなサイズで枕は4つもありました(笑)
お茶菓子にスイートポテト。このスイートポテトめっちゃおいしかったです。
飲み物はコーヒー、紅茶、そして冷やされたお水。準備されてるサービスが良いですね。
バストイレはいっしょになっているタイプ。部屋のお風呂は使う予定がないのであまり気にしなかったです。
このかごは松本楼のお風呂に行く際のかごバッグです。タオルと浴衣、歯ブラシなどが最初から入っています。
このかごバッグが目印でぴのんのお客さんだと認識してもらえます。分かりやすくて良いですね。
あとものすごくありがたかったのが充電器を借りれたことです。うっかりiphoneの充電器を忘れてしまったので貸してもらえて助かりました。
個人的に少し気になった点としては、ベッドの縦幅が少し小さい気がしました。ぼくの身長は180㎝なのですが、185㎝ぐらいある人だと足が出るかもしれません。
それ以外に関しては、ぴのんの部屋は十分すぎる内容でしたね。
松本楼で2種類の温泉を楽しむ
夜に紅葉を観に行く予定で考えていたので先に松本楼のお風呂に行きました。松本楼まではぴのんから歩いて1,2分という距離。
ぴのんから坂を上っていくと松本楼が見えてきます。
さすがはぴのんの親ですね。建物も大きいです。
松本楼も館内がきれい、リニューアルしたんでしょうか。中には宿泊者用のラウンジなんかもありウエルカムドリンクを飲んでる人がちらほら。
松本楼のお風呂は2階と8階にあり日替わりで男女が入れ替わります。
松本楼は伊香保温泉では珍しく『黄金の湯』と『白銀の湯』の2種類の温泉が楽しめます。
黄金の湯は昔から伊香保に湧く温泉、白銀の湯は近年(平成8年頃)になってから発掘された温泉だそう。
この日の男性風呂は8階の吉祥の湯。露天風呂からは周りが見渡せる眺めが良いお風呂です。
(※お風呂は撮影禁止なので楽天トラベルから写真を引用しております)
入って目の前の大浴場に打ち出の小槌が。浴槽の底には小判が埋め込まれていました。
黄金の湯は鉄分が多く茶褐色の色です。入っていると身体の内側からじわじわ暖かくなってきて汗が出てきます。
白銀の湯は無色透明で温泉かどうか分かりにくいです。でも入っていると肌から暖かくなっていくような感覚があります。
露天風呂は8階にあるだけあって良い眺め。伊香保の奥にある山や町の景色も見えます。
お風呂の深さがちょうどよくて浅すぎず深すぎずでゆっくりくつろげました。
今度来たときは松本楼にも泊まってみたいと思いました。
河鹿橋で紅葉のライトアップ
お風呂から上がったあとは、河鹿橋(かじかばし)の紅葉ライトアップを見に行きました。
ぴのんからは車で5分ほどの距離で山を上っていきます。河鹿橋は全国の紅葉スポットでも有名な場所だったので気になっていました。
駐車場から河鹿橋はすぐです。ただ事前情報で聞いていた通り紅葉には早かった。
紅葉具合としては2割ぐらいでもう1~2週間あとで見頃を迎えそうです。今年は暖かいので色づきが遅いようですね。
圧倒的に緑の面積が多かったです。河鹿橋は赤い橋できれいなんですけどね。
想像していた紅葉が観れず、しょんぼりしながらぴのんに戻りました。
ぴのんでフレンチ夕食
ぴのんに戻って一息ついてから併設しているレストランに夕食を食べに行きました。
レストランは天井が高くて落ち着いた空間。少し遅めの時間帯にしたので席も広々と使わせてもらいました。
今回はスタンダードフレンチのコース。少し金額を上乗せすると他のコースも選べるようです。
前菜はモッツァレラとじゃが芋のテリーヌ。きれいな彩りです。
おいしい!正直いって温泉街のフレンチなのでそこまで期待していなかったのですが食べて驚きですね。
野菜のマリネもそれぞれの野菜で味付けを変えているという丁寧さ。
パンはおかわり自由でクルミパンがおいしい。スープは優しい味。ほっとする野菜の味がします。
本当は魚料理なんですが、諸事情があって今は食べれないので鳥料理にしてもらいました。ベルディソースという緑のソースが食欲を湧かせます。
鳥の皮はパリパリ、なのに本体は肉汁をとじこめています。おいしいやないですか。
口直しにブドウのグラニテ。シャーベットみたいなものです。
牛ヒレ肉の低温ロースト。ソースはマスタードベースのものと奥に黒いソースが?店員さんに聞いたところ炭のソースらしいです。
ナイフを牛ヒレ肉に入れたところ、ホロリ。これはお箸でも切れるんじゃなかろうかという柔らかさです。
牛ヒレとくどくないマスタードソースがマッチしていておいしい。
そして2口目は炭ソースを。炭の若干の苦みが加わって食べていて飽きないです。期待を裏切らないメインのおいしさでした。
最後はスイーツとコーヒーで締めです。スイーツも甘すぎず締めにはぴったり。コーヒーの器がかわいい。
河鹿橋でしょんぼりしたことを忘れさせてくれるおいしいディナーでした。
ぴのんの温泉
ぴのんにも温泉がついていて白銀の湯に入ることができます。夕食後にもう一風呂ということで地下1階に向かいました。
ぴのんはところどころアートが飾られていたり、壁に描かれていたりしています。
そういったアートを見ながらお風呂に向かいます。お風呂場は渡り廊下みたいなところを通っていきます。
ぴのんの温泉はそこまで広くなく一度に入れるのは3人といったところでしょうか。
僕が入ったタイミングは誰も入ってこなくて貸切風呂みたいになっていました。
小さくても白銀の湯なので身体が温まりますね。ひとりで使っていたので満足度高かったです。

お風呂上りは近くのコンビニで買っておいたお酒を楽しみました。
まずは川場ビールのエールを。苦みがありつつ香りが良い。風呂上りのビールは最高だぜ。
次に谷川岳という地酒を。香り高くフルーツっぽい甘さなのにスイスイ飲める。
お酒を飲みながらぴのんに置いてあったおいしんぼを読んでのんびりしてました。
2日目の旅程
2日目は伊香保温泉の石段街や周辺の観光スポットを満喫しました。
・ぴのんで朝食
・河鹿橋で朝の紅葉
・榛名神社でパワースポット体験
・榛名湖から榛名富士を眺める
・石段街を散策
・伊香保グリーン牧場で羊と遊ぶ
・地球屋のつるし飾り
・コムンで絶品パン
・高崎駅からグリーン車で
松本楼で朝風呂
朝起きて朝食まで時間があったので松本楼へ朝風呂に行きました。
松本楼のもう1つの温泉は大黒の湯といって松本楼の2階にあります。
(※お風呂は撮影禁止なので楽天トラベルから写真を引用しております)
大黒の湯では金の大黒様が目に入ります。気のせいかもしれませんが白銀の湯の入り心地が良い気がします。
大黒の湯の露天風呂は白銀の湯のみになります。こじんまりとしていてぴのんのお風呂と同じぐらいのサイズです。
大黒の湯から上がって少しだけ散歩しました。
昔走っていたと言われる路面電車(チンチン電車)が展示されていました。バスが整備されて廃線になってしまったようですね。
今であれば物珍しさに乗りに来る人が多かっただろうにもったいないですね。
少し散策したあとは朝食を食べるためにぴのんに戻りました。
ぴのんで朝食
朝食は昨日の夕食と同じ会場です。一応選ぼうと思えば松本楼でビュッフェも選べたのですが、落ち着いて食べたかったのでぴのんの朝食を。
ドリンクはコーヒー、紅茶、オレンジ、リンゴ、ミルクから自由に飲めます。気分的にリンゴジュースを。
朝一番だったのか他のお客さんもいなくて席が自由に選べたので日当たりのいい窓際の席へ。
朝食はふわふわオムレツの洋食メニューを。パンは食べ放題です。
オムレツがうまく焼けていておいしい。そしてメロンが甘かったです。朝食もおいしくいただけました。
ぴのんは朝食夕食つき(しかもおいしい)でサービスよくて12000円(税込)という安さ。ぴのんを選んで本当に良かったです。
伊香保温泉に一人旅するならぴのんはおすすめですね。
河鹿橋で朝の紅葉
もともと今日の河鹿橋は日中に立ち寄る予定で考えていたのですが、昨日の混み具合を考えて朝に立ち寄ることにしました。
やっぱり人の少ないタイミングで快適に写真撮りたいですからね。
おっ!人がいない。しかも朝のほうが緑と少しばかりの赤がきれいに見える。朝の河鹿橋めっちゃ良い。
人がいないうちに色々と写真撮りました。朝の河鹿橋は爽やかで気持ちいいですね。橋の赤色と浅い紅葉がきれいにコントラストしています。
完全に調子に乗って遊んでました。今回の一人旅ではスマホを撮るグネグネ三脚が大活躍。
この三脚のおかげで色んなバリエーションの写真が撮れました。
伊香保温泉飲泉所の温泉はまずい
河鹿橋から少し先に進むと『伊香保温泉飲泉所』という温泉を飲める場所があります。伊香保温泉の源泉らしくいわゆる100%本気の伊香保温泉です。
左から温泉、右からお湯が出ていました。コップが備え付けられていましたが伊香保温泉によって錆びてるようでした。
ということで手ですくって飲むことに。事前情報ではめっちゃまずいらしいんですよね。
口にふくんだ瞬間、小学生時代の記憶が。
「これ鉄棒やん!」
そうまさに鉄棒で逆上がりしまくったあとの手の味が。つまりとんでもなく鉄の味でまずい。
飲んでも大丈夫らしいのですが、ちょっと不安になったので口に含む程度にしました。
隣のお湯で手を洗っても匂いがとれない・・・。

さらに先に進むとこの源泉を使った『伊香保温泉露天風呂』なるものがあります。
ただ、入れるのは11月だと10時からでした。気にはなるもののそこまでは待てないので、次回来た時の楽しみにとっておきます。
すぐ近くに源泉の湧き口がありました。最高純度の源泉がぽこぽこ湧き出ている。
この温泉に入ると身体全体が鉄棒の匂いになるんでしょうね。興味はあるもののそっと立ち去りました。
関東屈指のパワースポット榛名神社へ
次に向かったのが伊香保温泉から少し離れるのですが、榛名神社(はるなじんじゃ)という関東屈指のパワースポット神社です。河鹿橋から車で25分ほどで着きます。
かなり山を上っていくのですが途中の見晴しスポットから伊香保の温泉街が見えます。奥には赤城山など山々の風景が広がり良い眺めでした。
そこからさらに車を走らせると榛名富士、榛名湖と見えてきます。榛名湖から榛名神社へは若干坂を下っていきます。
道の途中に『男根岩』という怪しい形をした奇岩が。子授け、安産、下の病に対する祈りにきくそうです。
男根岩から数分車を走らせると榛名神社の鳥居が見えてきます。
ものすごく大きな鳥居が。これは見ただけでも強いパワースポットな予感がしますね。
車を停めて坂道を上っていくと榛名神社の入口に到着します。
榛名神社へお参り
榛名神社の入口から本堂までは15分ほど歩きます。こじんまりとした入口からは想像もつかない道で非常に楽しかったです。
榛名神社は各ポイントがパワースポットになっていて、とりあえず本堂に着く頃にはパワースポットを通過しまくってるという状態になります。
まず最初の門。これもパワースポットらしいです。山のお寺に参拝する感じが出てますね。
この赤い橋はみそぎ橋といって心を清らかにすると思われる場所です。下を流れる川がきれいでした。
あとところどころに七福神が待ち受けています。
千本杉と書かれた板もありましたが確かに杉の木が多いです。歩いているだけでマイナスイオン浴びまくり。
道の途中でみそぎ屋というお店がありました。味噌田楽などが売っています。
このお店の目の前に水占いなるものがあって、本堂近くで買った専用のおみくじをここの水にひたして占うことができます。
みすずの滝という上からきれいに流れる細い滝が見えます。ところどころできれいに紅葉していました。
上をかなり見上げるほど大木の杉と巨岩が。今まで見た神社の中でもこれだけ迫力のある神社は初めて。
ここまで来れば本堂まではあと少し。双竜門という木彫りで竜が描かれた門をくぐると本堂が見えてきます。
ついに着いたー!本堂はかなり歴史を感じさせる建物でした。細かい木彫りの装飾がほどこされています。
実はこの本堂の裏に御姿岩(みすがたいわ)といってここも強いパワースポットだとか。パワースポットありすぎ。
本堂から少し先に砂防堰堤(さぼうえんてい)という小さいダムみたいなものがあります。
榛名神社が土砂災害に合わないように水流をコントロールしているそう。なんか自然と人が共存している感じがしますね。
榛名神社が関東屈指のパワースポットと言われる理由がよく分かりました。伊香保から少し離れていて行くか迷いましたが行って大正解でした。
榛名湖から眺める榛名富士
榛名神社から伊香保に戻っていく途中に榛名湖(はるなこ)という湖があり少し寄ることに。時期によっては花火やイルミネーションなどのイベントもあります。
榛名湖から真正面に見える山が榛名富士です。今の季節は紅葉で色づいていて登山も楽しそうです。
またしてもスマホ三脚を利用して写真撮影。あまり人がいなくて自由に撮れますね。
湖にアヒルボートがいっぱい泳いでいるなと思って見てたら親玉がいました。
で、でかい。『はくちょう丸2世号』は近くからだと榛名富士よりでかく見えます。これは遊覧船ですね。
近くには小柄でカラフルな足こぎ用のアヒルボートも。伊香保で2泊3日とかなら1日は榛名湖付近で遊んでもいいなと思いました。
伊香保に戻る途中にメロディラインという道に。
車のCMとかで出てきそうな道。横の山も黄色く色づいて走り心地抜群でした。
この道は時速50キロ程度で走っていると音楽が流れるのですが、音の響きが怖くて夜とか絶対走れないなと思いました。
石段街を散策
ようやく伊香保のメインどころと言える『石段街』に来ました。
この場所を後回しにしたのは理由があって駐車場が有料しかないんですよね。あとお昼ご飯に寄りたいところがあったのでお昼に合わせました。
駐車場は石段街目の前だと500円、100メートルほど離れたところだと300円で停めれます。
伊香保の石段では温泉が流れていました。伊香保温泉の成分の影響を受けて茶褐色になっています。
この石段街は一番上まで365段あります。なので自分の誕生日の石段を見つけるという楽しみもあるんですよね。1段目が1月1日です。
なんだこのアヒルだらけの変なほこらは。アヒル神社と命名されていてちょっとかわいい。
100段あたりにある『石段玉こんにゃく』。玉こんにゃくは味がしみておいしいです。
僕は調子にのってからしを塗りすぎたので鼻がつーんとしました。
次に出てくるのがストロベリーボムのいちごミルク。玉こんにゃくを食べたあとだと甘さがしみます。
さらに階段を上っていくと『なつかし横丁』。射的や輪投げなどの遊ぶ場所があったのでせっかくなので遊んでいくことに。
手裏剣・・・。横は危ないので縦に投げてくださいとのこと。
手裏剣は投げたことありませんが、スナップを効かせてピュッ!当たったー。
3投のうち1投が的に当たって景品をもらいました。気を良くしたので射的もやっていくことに。
あっ!アヒル神社のアヒルはここのアヒルだったのか。とりあえずアヒルを狙おう。
7発撃って2匹をゲット。いやーなつかし横丁楽しい。他にも遊びがあったので次回きたときは別のもやってみたいですね。
伊香保神社へお参り
さてなつかし横丁まで来ていれば石段も残すは3分の1ほどです。足湯もあって疲れた人は休憩できるようになっています。
与謝野晶子の詩が階段に刻まれています。伊香保について書かれた詩で趣があります。
ついに石段の頂上です。頂上まで上ると伊香保神社に到着です。
伊香保神社はこじんまりとしていました。階段をがんばって上ってきたのでご利益がありそうな気もします。
伊香保神社は縁結びや恋愛の神社らしく女性の参拝者がやけに多かったですね。
さらに奥に進むと河鹿橋があるのですが、朝に寄っていたのでそのまま階段を下りて行きました。
ナイジェルバーガースタンドで昼食を
伊香保神社から階段を下りてすぐのところに『ナイジェルバーガースタンド』というおしゃれなハンバーガー屋さんがあります。
ここのハンバーガーが気になってたんですよね。ナイジェルバーガーとジンジャーエールを注文して店内へ。
店内もおしゃれです。そのせいかやけにカップルが多い。
カエル顔の栓抜きが壁についていました。ジンジャーエールをひっかけて栓を抜くと、ちょうど下の栓入れに落ちるようになっています。
このあとどこを観光するか考えているとナイジェルバーガーがきました。
中の具材とパンがふっくらしていてかなり高さがあります。店員さんも紙包みに入れて食べることを勧めてきました。
バンズの表面がパリッとしていて中はふんわりモチっと生地。そして分厚いベーコンが登場。入っている野菜も新鮮でみずみずしい。
かなり大きかったですがあっという間に完食。おいしかったー。
昼食にナイジェルバーガーを選んで本当に良かったです。

ナイジェルバーガーでお腹が満たされたあとは近くにあった『勝月堂』で湯乃花饅頭(ゆのはなまんじゅう)を買いに行きました。
このお店は全国の温泉饅頭の発祥のお店らしいです。保存料が入っていないので2日以内に食べる必要があります。
饅頭をお土産に買って石段を下りて行きました。
伊香保グリーン牧場で羊と遊ぶ
石段街を散策し終えたあとは『伊香保グリーン牧場』に行きました。
伊香保の宿泊施設に泊まった人は入場料が1000円から600円に安くなるという特典付きです。
入口からして明らかに羊と遊べそうな雰囲気です。
中に入りましたが広い。シープドッグショーに行きたかったのですが、端っこにあったのでファーム内を歩いていきました。
向かう途中で馬車や羊やヤギなどを見かけました。各オプションに対してお金を払えば体験できるようです。
シープドッグショーに着いたときにはすでに少し始まっていましたが見させてもらうことに。
訓練された犬が羊をうまく誘導してショーが展開されます。ショーの最後に羊との触れ合い時間がありました。
柵から解放された羊は最初こそあまり動きませんでしたが徐々に草を食べに歩いていきました。羊を数えると眠くなるとか言いますけど見てると眠くなる。
いっしょに2ショットも撮れました。背中の毛がモコモコしていて暖かいです。長い間羊と遊べるのでシープドッグショーは楽しいですね。
ファームは他にもうさぎと遊んだり、羊を散歩に連れていったりできます。
地球屋のつるし飾り
夕方に近づいてきたので少しずつ高崎に戻っていきます。
ちょうど帰り道にあったので『地球屋』という雑貨屋さんに寄りました。
外観はおしゃれな雑貨屋さんのようですが中に入るとつるし飾りというものがあります。
鶴やうさぎなどたくさんの飾りが天井からぶら下げられている光景は圧巻。このつるし飾りの長さが世界一ということでギネスに認定されています。
つるし飾りが目を引きますが店内では色々な雑貨が売られているので楽しいですよ。
コーヒーが1杯だけ無料のサービスもやっていました。
隣にはパン屋さんがありますがちょっとお高め。フランスパンだけ買ってみましたが味はまあ普通です。
コムン(comme’N)でワールドクラスのパンを
高崎駅に帰っていく途中でどうしても寄りたいパン屋さんが高崎にあります。
コムンというパン屋さんで『モンデュアル・デュ・パン』というフランスで開かれる世界大会に日本代表で出場したとのこと。
つまりコムンのパンはきっとワールドクラスに違いないということで向かいました。
お店の場所はちょっと変わった場所で『珈琲哲学』というお店の横にプレハブで構えています。
つい最近までは世界大会に向けて朝の9時までだったのですが、大会が終わり17時まで開いていたのです。
かわいらしいパンが並んでいてどれにするか迷いましたが、帰りの電車で食べる予定で3つほど買いました。
あとで知りましたが『神戸のサマーシュ』で修業したことがあるんだとか。おいしさに期待が膨らみます。
高崎駅からグリーン車で帰宅
レンタカーを返却して高崎駅に向かいました。電車の時間までは駅内のお土産屋さんが充実しているのでいくつか購入してました。
帰りの電車は疲れもあったしパンも食べたかったのでグリーン車に。
土日は800円で乗れるので平日より安いようです。
コムンで買ったパンはナッツと栗、抹茶とホワイトチョコ、チェリーとクランベリーのパンです。
奥さん用に半分残す予定だったので半分に割って食べ始めましたがめっちゃおいしい。
特にチェリーとクランベリーは気づいたら全てなくなっていました。
他のパンはなんとか死守しましたが恐るべきコムン。
それにしてもグリーン車は快適すぎますね。前後にお客さんもいないので全開でリクライニングできました。
気持ちよく寝ていたら上野に着きました。
最後に
1泊2日の伊香保温泉の一人旅は温泉に満足、観光に満足、グルメに満足の楽しい旅行になりました。
伊香保温泉は東京からも適度な距離で楽しめるので、思い立った週末に旅行するにはちょうど良い場所です。
温泉も観光もグルメも楽しみたい人はぜひ伊香保温泉に行ってみてください。