京(池袋)から秩父への行き方を交通手段別にご紹介します。

秩父への行き方は電車、車、バスのいずれか。行きたい観光地に合わせて交通手段を決めるのがおすすめです。

場所によっては車でしか行けなかったり、電車で十分だったりします。

そういった観光地のパターンも含めておすすめの行き方を解説していきます。

※電車・車・バスを比較するために池袋を出発地として書いています。

東京(池袋)から秩父へ電車で行く方法

西武秩父行きの電車

池袋から秩父へ電車で行く方法は西武鉄道を使います。

大きく分けると、普通列車と特急列車(ラビュー号・レッドアロー号)で行く方法に分かれます。

普通列車と特急列車(ラビュー号・レッドアロー号)の違い

普通列車と特急列車の料金と移動時間を記載しておきます。

普通列車:786円、約1時間45分
特急列車:1496円、約1時間20分

普通列車と特急列車だと、実はそこまで時間差がありません。

どちらかというと

・座席がリクライニングできること
・フリーwifiが利用できること(メールアドレスの登録必要)

などリラックスしながら行けることがメリットですね。

秩父に向かう電車の場合、観光シーズンだと普通列車が混みあうこともあるので、確実に座っていきたいときに利用すると良いでしょう。

秩父からの帰りの電車は空いているのと普通列車がボックス席になっていて快適です。

しかも帰りは普通列車が1時間35分ほどで池袋に着くので普通列車で十分かと思います。

電車で秩父観光するなら秩父フリーきっぷがお得

秩父観光で電車移動をメインでする場合は、『秩父フリーきっぷ』を購入するとお得です。

秩父フリーきっぷを活用すると、

・西武池袋駅~西部秩父駅の往復(1回)
・秩父鉄道の三峯口駅~野上・長瀞駅間で2日間乗り降り自由
・芦ヶ久保駅~西部秩父駅間で2日間乗り降り自由
・協賛施設や協賛店で割引サービス

といった内容を2350円で利用できます。

西武池袋駅~西部秩父の往復で1576円、秩父駅~長瀞駅の往復で960円、合計で2536円するので明らかにお得。

秩父フリーきっぷは駅の券売機で購入できます。

東京(池袋)から秩父へ車で行く方法

乗用車

池袋から秩父へ車で行く場合、有料道路を使うか下道だけを使うかのどちらかになります。

有料道路は時間と金額の兼ね合いで練馬ICから花園ICまでの利用で

有料道路と下道の違い

有料道路と下道の料金と移動時間を記載しておきます。(渋滞してない場合)

有料道路は時間と金額の兼ね合いで練馬ICから花園ICまで利用した場合で記載。

有料道路:2330円、約1時間50分
下道:0円、約2時間30分

時間差は往復で40分、金額差が4660円。

観光のスケジュールにもよりますが、1人あたりの金額で考えるなら、

3人以上:有料道路
2人以下:下道

ぐらいがちょうど良いのではないかと思います。

道路の状況を見て、行きを有料道路、帰りを下道という選択肢もありです。

レンタカーはどこで借りる?

レンタカーを利用する場合ですが、池袋駅で借りてもいいですが、少し先の練馬駅で借りたほうがお得です。

練馬駅でレンタカーを借りるメリットとしては、

・レンタカー代が安くなる
・運転の総距離が短くなる
・都心の渋滞を避けられる

といった点が挙げられます。

池袋から借りるのと比べて1日利用で1000円ほど差がつきます。

電車代やガソリン代を考えても練馬で借りるほうが安いんですよね。

また運転する時間も片道20分ほど短縮できるので疲れも軽減できますね。

あとは週末だと都心付近は渋滞する可能性が高いのですが、そういったリスクも避けられるという利点があります。

上記の理由からレンタカーは練馬駅から借りるのをおすすめします。


レンタカーを予約する際はたびらいレンタカーから予約すると最安値のレンタカーが探せます。

大手レンタカー会社の車を公式サイトより安くで予約できるので重宝しています。

免責補償や新しいカーナビも搭載されているので安心です。

レンタカーを予約するならたびらいレンタカーおすすめです。


あと割高になるのでおすすめではないですが、池袋から秩父まで電車、秩父でレンタカーを借りるという方法もあります。

電車代とレンタカー代の両方がかかるのでお得ではありませんが、運転時間が短くなるのでドライバーさんがラクというメリットがあります。

東京(池袋)から秩父へバスで行く方法

観光バス

東京から秩父へ行く場合、交通手段のみのバスというのは実はありません。

ものすごく乗り継げば行けるかもしれませんがあまり現実的ではないですね。

東京から秩父へ行くバスは観光付きのバスツアーとして存在します。

バスツアーの場合、ふらっとカフェに入ったりみたいなことはできませんが、あらかじめ観光したい場所が決まっている場合はラクで便利です。

・羊山公園の芝桜と三峯神社をめぐるツアー
・秩父三社めぐりツアー
・長瀞と軽登山ツアー

など色々な組み合わせでバスツアーが組まれているので、行きたい観光地を全てまわれることも多いです。

バスツアーを選ぶときは、ツアーの種類が多く、かつ実施日が一番多いクラブツーリズムのバスツアーから探すのがおすすめです。

関東圏であればほとんどのバスツアーが網羅されているので狙った観光地に行きやすいですよ。

観光スポット別おすすめの交通手段

秩父では有名な観光スポットがいくつかあります。

場所によっては車でしか行けないところや電車のみで行ける場所もあります。

ある程度、観光スポットを決めている方のために観光スポット別のおすすめ交通手段を解説していきます。

羊山公園(芝桜や季節の花)

羊山公園

羊山公園は芝桜で有名な大きな公園です。

冬以外の季節で花や自然を楽しめる公園で秩父の町を見下ろせる位置にあります。

おすすめ交通手段
・芝桜の時期以外:
・芝桜の時期:電車

羊山公園は芝桜の時期(4月中旬~5月上旬)は渋滞する可能性が高いので、車での移動は避けたほうが良いです。

またGW期間は通常の駐車場が使えず臨時駐車場に停めることになるので注意です。


バスツアーは専用の駐車場がある分、車よりはスムーズですが途中の道路が混むことには変わりありません。

平日であれば渋滞がマシになるので平日に行ける場合はバスツアーを使うとラクです。


電車だと西武秩父駅から羊山公園まで歩いて約15分。

本数は少ないですがGW期間はシャトルバスの利用も可能です。

駅前でレンタサイクルするという手もあります。(自転車が残っていれば)

渋滞が避けられるので芝桜の時期は電車が無難ですね。

秩父神社(秩父の夜祭)

秩父神社

秩父神社は秩父駅前にあり秩父の夜祭(日本三大夜祭の1つ)で有名な神社です。

おすすめ交通手段
・通常時:電車
・秩父の夜祭時:時間によっては

普段、秩父神社にお参りに行くのであれば駅から近いので電車が便利です。

徒歩3分ほどの距離にあるので困ることもないでしょう。

秩父の夜祭を見に行くときは終電の時間に注意です。

というのが池袋行きの終電が22時なので、それまでに帰るのであれば問題ないのですが、夜通し楽しみたい場合は宿泊するか車が必要になります。

フィナーレの花火が22時までなので、それ以降も夜祭を楽しみたい場合は車で行くのが良いです。

その場合、雰囲気にのまれてお酒は飲まないように。

美の山公園(夜景や雲海)

美の山公園からの夜景

最近SNSでもよく取り上げられる美の山公園では夜景や朝方の雲海が見れます。

春の桜も有名で自然景観が楽しめる場所です。

おすすめ交通手段
・時期問わず:

美の山公園は車以外で行く手段がないです。

ハイキング目的であれば皆野駅から行けなくもないですが、片道1時間半ぐらいかかります。

夜景や雲海を見る場合、電車+徒歩という選択肢はないかなと思います。

また美の山公園までのバスもなくタクシーで往復5000円ほど。車で行くのが良いですね。

雲海は4月~12月の期間だと出現率が高まります。

冬はほぼ現れないそうなので雲海が見たい人は時期をずらしましょう。

長瀞のライン下り(川下りや長瀞岩畳)

上からこたつ舟

長瀞はライン下り(川下りやラフティング)や長瀞岩畳で有名な場所です。

春には桜、秋には紅葉といった景観も楽しめ、お土産屋さんなども多い観光地です。

おすすめ交通手段
・時期問わず:電車

長瀞駅から長瀞の川までは歩いて5分以内。

駅から川までの道も観光地らしくお店がたくさんあるので楽しめます。

観光地としてコンパクトにまとまっているので電車が便利です。

三峯神社(関東屈指のパワースポット)

三峯神社の鳥居

三峯神社は関東でも屈指のパワースポットの神社です。

全国でも珍しく、入口の鳥居が3つあり、狛犬が狼になっている少し変わった神社です。

おすすめ交通手段
・時期問わず:

西武秩父駅から三峯神社行きの路線バスもあるのですが、本数が1時間に1本あるかないか。

往復で2時間半、運賃も約2000円かかるのであまりおすすめできません。

車だと三峯神社に行った帰りに日帰り温泉などの施設やカフェなどに寄り道しながら帰れるのでおすすめです。

移動時間も往復2時間なので時間の節約にもなります。

三大氷柱(三十槌、尾ノ内渓谷、あしがくぼ)

三十槌の氷柱

秩父の冬は三大氷柱と呼ばれる3か所の氷柱が有名です。

ライトアップの美しさだけでなく日中の景観も迫力があり冬の観光スポットになっています。

おすすめ交通手段
・冬の間:バスツアー

三十槌の氷柱、尾ノ内渓谷の氷柱、あしがくぼの氷柱と3か所あり電車で行けるのはあしがくぼのみ。

それ以外はバス+徒歩20分ほど必要ですが秩父の冬に歩くのはおすすめできません。

雪が積もることも多いので三大氷柱を見に行くのはバスツアーで行くと安全です。

複数の氷柱を回ってくれるバスツアーがほとんどなので一度に楽しめます。

車だとスタッドレスが必要なうえに運転慣れしていないと危険ですね。

複数の観光スポットをめぐる場合

秩父に行って1か所だけ観光するというパターンを少ないかと思います。

その場合、どうしても行きたい観光スポットを軸にして交通手段を決めるのが良いです。

いくつかパターンを記載しておきます。

・羊山公園を軸:電車
羊山公園→長瀞観光→秩父神社周辺を散策

・美の山公園を軸:
美の山公園→長瀞観光→日帰り温泉

・三峯神社を軸:
三峯神社→日帰り温泉→カフェ→秩父神社周辺を散策

・三大氷柱を軸:バスツアー
尾ノ内渓谷の氷柱、三十槌の氷柱、あしがくぼの氷柱を周遊

上記以外にもパターンは考えられますが、軸にしたい観光スポットに合わせて交通手段を決めるとスムーズですね。

まとめ

最後に本記事の内容をまとめておきます。

・池袋から秩父に行く方法は電車、車、バスツアーの3種類
・秩父は電車で行きにくい観光スポットあり
・軸になる観光スポットに合わせて交通手段を決める

以上になります。

東京から秩父への交通手段をうまく決めて秩父観光を楽しんでください。

秩父に宿泊して観光した内容を【秩父へ一人旅】新木鉱泉旅館に宿泊!秩父・長瀞の観光を満喫【旅行記ブログ】の記事に書いているので合わせてご覧ください。

※車、バス、羊山公園、美の山公園、三峯神社、氷柱の画像をフォトACより利用しています。