草に行くことがあったのでお昼から半日観光しました。

職場が浅草なので平日に来てはいますが、近いと逆に観光することもないですからね。

ランチも行ってみたいお店は混んでたりするので時間的に行けないことも多いですし。

今回は前から行きたかった『そば屋:並木藪蕎麦』、『甘味処:梅むら』、『喫茶店:友有路』の3つのお店に行きました。

3つの共通点は昔ながらのお店というところですね。

浅草のお店めぐりの参考にぜひどうぞ。

※詳しい場所や営業時間を見る場合は、色がついているお店の名前を選択すると見れます。

ランチは並木藪蕎麦

浅草で前から行ってみたかったおそば屋さん、『並木藪蕎麦』にお昼ご飯で行きました。

このお店は食べログのそば100名店にも選ばれているお店なので前から気になっていました。

そしてマンガ、美味しんぼの最初の方に中松警部と仲良くなる回でも登場しました。

こう夏で暑いと無性にそばが食べたかったので今日は行くことに。

時間帯をずらせば回転率高めですぐ入れる

並木藪蕎麦といえばお昼どきだといつ行っても行列になっていることで有名でした。

そのため平日のランチではまず間に合わないので行けなかったんですよね。

この暑い中行列に並ぶのはさすがにきついので、今回は少し時間帯をずらして14時前に行くことにしました。

並木藪蕎麦

・・・この時間でも並んでる!

でも思ったよりは少ないからすぐ順番が来るかもということで待っていると、5分もしないうちに店内に入れました。

そばだから回転率早いんでしょうね。暑いだけにありがたい。

昔ながらのお店が良い

並木藪蕎麦の店内

並木藪蕎麦は1913年に創業したそうでかれこれ100年の歴史があるおそば屋さんです。

多分今までで改装もしているとは思いますがそれでも昔ながらの雰囲気が残っているのが良いです。

働いているおばあちゃんたちも昔からいるのかな?

氷の入ったお水といっしょに持ってきてくれたメニュー表は外国人の方でも読めるようになっていました。

外国人の観光客めっちゃ多いですもんね。

初めてだったのでまずは基本のざるそばを頼むことにしました。

750円(税込)なので東京のおそば屋さんで見れば平均ぐらいですかね。

大盛りにできるか聞いたところ大盛りはやっていないそうです。

そばが甘くてそばつゆが深い味わい

並木藪蕎麦は藪蕎麦御三家の1店舗とも言われています。

藪蕎麦って何?と思うかもしれませんが、江戸のそばのことらしく、つゆを先っちょ(3分の1までぐらい)だけつけて食べるそばです。

つゆが塩辛めなので全部つけると辛くておいしく感じれないので初めての人は注意です。

といったそば情報を調べている間にざるそばが来ました。

並木藪蕎麦ざるそば

食べる前から麺がおいしそうに見えます。香り立ちそう。

まずはつゆをお椀に入れてネギとわさびを少々。

食べ始める前にまずは麺を1本。

麺を口に入れると甘い香りが。これは明らからにおいしい。

それではいざつゆを少しつけて一気にそばをすすります。

おいしー!甘いそばの香りが先に来てつゆの少し塩辛めの味が混ざってきます。

しかもこのつゆ、おそらくですがカツオっぽい魚介の味で塩辛くしているよう(違ったらすみません)。

醤油もふだん使っている醤油ではなさそうですが深い味。

そば→つゆ→そば→つゆを繰り返していると箸が止まらなくなります。

そば自体がおいしいので気づいたらざるの上からそばが消えていました。

そば湯で一息

おいしいそばを食べ終わったら残ったつゆをそば湯で割ります。

並木藪蕎麦そば湯

結構大きい急須にそば湯を入れて持ってきてくれました。

つゆが濃い目なのでそば湯はけっこう入れるとちょうど良い濃さになります。

そば湯を入れたつゆで食後の一息。

ふー、やっぱりざるそばを食べたあとはそば湯を入れたつゆを飲むのが落ち着きますね。

ふとそばが乗っていたせいろをみるとほとんど水分が残っていません。

よほどうまく水を切っているのか仕事の丁寧さがうかがえます。

次きたときは別テーブルで食べていた山かけそばも気になるところ。

浅草スイーツを求めて

お昼ご飯を食べてお腹も少し満たされたので次は甘味処へ。

前から浅草のかき氷店で気になっているお店があったので混んでいないことを願いながら行ってみることに。

結果的には行くお店でことごとく行列だったため4店舗目に行った『梅むら』に入りました。

『浅草浪花家』→『フルーツパーラーゴトウ』→『浅草よろづ茶屋444』→『梅むら』という順番でたどりつきました。

浅草浪花家

まずは『浅草浪花家』へ。

実はこのお店も食べログのスイーツ100名店。

元々はタイヤキが有名だったようですが最近ではかき氷のおいしさで注目度が上がっています。

特に宇治金時のかき氷が絶品だそうでこの暑い日にはぴったり。


雷門

せっかくなので雷門を。外国人の観光客だけじゃなく日本人の観光客も多いですね。

着物を着ているのは日本人の方が多い。

そういえば今年の夏は携帯扇風機を持って歩いている人が多いですね。

確かにこれだけ暑いとほしくなる。オフィスでも使えるタイプもあるので1台あってもいいかも。


暑いのでお店の影に入りながら浅草浪花家へ向かいましたが思っていたより離れてた。

雷門から歩いて10分ぐらい。リッチモンドホテルの裏にあります。

浅草浪花家

めっちゃ混んでるー!そして若い女性客多め。

思っていたよりお店が小さいんですね。

このお店の大きさだと1時間ぐらい待ちそうなので炎天下ゆえに断念。いつかは・・・。

フルーツパーラーゴトー

浅草浪花家を断念したあとは近くに『フルーツパーラーゴトー』があることを思い出し向かいました。

フルーツパーラーゴトーはかき氷ではなくパフェになるのですが、フルーツ盛りだくさんなので涼しげということで方向転換。

フルーツパーラーゴトーも食べログスイーツ100名店に。浅草のお店ランクインしすぎです・・・。

場所は花やしきの手前の商店街の中にあります。

ちょっとディープ目な商店街を少し歩くとフルーツパーラーゴトーが出てきます。

フルーツパーラーゴトー

ここも待ちのお客さんがいっぱい!お盆とはいえ休みの日はちょっと難しいか。

どちらかというとカフェに近いのでゆっくりするお客さんも多そうですし。

ここも泣く泣く断念。平日にでも来るとしましょう。

浅草よろず茶屋444

浅草のメインからは少し離れた浅草寺の北側に『浅草よろず茶屋444』があります。

まさにインスタ映えのための店ともいえそうなメニューが多くて一度は行ってみたいと思っていました。

お店に近づいていくと行列がいない!

行列必至と聞いていたのでまさかのチャンスタイムと思いきや、予約のお客さんだけで全て埋まっているとのこと。

浅草よろず茶屋444

いやー、残念。

なんでも公式サイトから予約はできるが予約受付から5分ほどで埋まってしまうそうです。

豆かんで有名な梅むら

浅草よろず茶屋444の近くに『梅むら』という豆かんてん、通称豆かんで有名なお店があります。

実は以前このお店でテイクアウトをしたことがあっておいしかったので今回はお店で食べることに。

このお店は『さぼリーマン飴谷甘太郎』というマンガで知りましたが、スイーツとシュールなギャグが好きならおすすめのマンガなので気が向いたら読んでみてください。

しかも調べていくとこのお店、孤独のグルメのマンガで出てきたことあるようで。

孤独のグルメ好きとしては外せないお店になりました。

趣のある甘味処

梅むら

外観が歴史を感じさせますね。趣がある。

この梅むら、1968年創業でなにやら豆かん発祥のお店だとか。

浅草はいろんなお店があって面白い。

混んではいましたが1人だったおかげか待ちなしでカウンターに滑り込むことができました。

梅むら店内

店内はカウンターと畳のお座敷。最大人数15名ぐらいという感じの小さ目の作りです。

昔ながらのお店の感じに少し懐かしさを感じます。おばあちゃんがやっているお店のような。

今日はともかく暑かったので氷がほしいと思い、氷豆かんてんを頼むことに。

店員さんが持ってきてくれた緑茶でノドを潤そうと思い湯呑に手をつけたところ

「っっっ熱!!!」

あろうことか淹れたての緑茶で湯呑から熱さが伝わるレベルで熱されていました。

ここまで昔ながらを踏襲しなくてもいいんですよ。

氷豆かんてんは夏に良い

お茶は暑くて飲めないのでとりあえず待つことに。

氷豆かんてんはすぐ出てきました。暑いだけに早いのは嬉しい。

氷豆かんてん

お店の外観に似合わず今風なフワフワかき氷でした。

それにしても器が見えないほど氷が乗っています。

シロップがかかっていないように見えるのですが、きっと透明の密でもかかっているんでしょう。

とりあえず一口。

・・・あれ?おかしいな?

氷の味しかしない。

フワフワなので食べやすいのですが、とはいえ蜜といっしょに食べたい。

とりあえず下の方から崩していくと中から黒い豆と透明のかんてんが見えてきました。

氷と蜜をからませてすくって食べました。

甘すぎない黒蜜とフワフワの氷がおいしいー。

タピオカ?いえ極上の豆です

食べ進めていくと豆もすくえるようになってきたので氷といっしょに。

んーー、豆がおいしいー。

張りのある皮を噛むと中から優しい豆の甘じょっぱさが絶妙。

豆かんの豆

タピオカに見えなくもない綺麗な豆ですが、こっちのほうがクセになります。

豆とかんてんをいっしょに食べると止まらなくなりますね。

豆とかんてんと黒蜜が混然一体となって攻め込んできます。

このふっくらとした黒い宝石のような豆をいつまでも食べていたい。

食べ終わったあとに飲むぬるくなった緑茶がまた良い。

熱くで出されたのもまさかこの瞬間のため?と思えるほど満足な豆体験でした。

レトロ喫茶店『友有路』でコーヒー休憩

梅むらでおいしい豆かんを食べたあとは休憩がてら喫茶店へ。

レトロな喫茶店で気になっていた『友有路』に向かいました。

お店の名前はトゥモローと読むそうであて字みたいですね。

浅草寺から仲見世商店街へ

梅むらから友有路までは5分ほどで浅草寺の横を通っていきます。

浅草寺も夕方近くになると影が増えてくるので徐々に暑さがマシになります。

浅草寺

これだけ色々な観光客が集まって写真を撮ったりしているお寺も珍しいなと思います。

大きなわら草履

浅草寺の入口横には山形県から寄贈された大きなわらじ草履があります。

なんでもこの大きなわらじ草履が魔除けの役割を果たしているそうですね。

浅草寺はおみくじで凶がよく出る(3割ぐらいとの噂も)と言われてますが、魔除けの神社だけに悪い縁を断ち切る役目を持っているのかもしれませんね。

浅草寺を抜けて歩いていくと仲見世商店街が出てきます。

その仲見世商店街の通りの中に友有路はあります。

入口や店内がレトロ

友有路

外からの看板だけ見ると喫茶店というよりは鉄板焼き屋さんみたいですね。

友有路階段

階段ぐらいからようやくレトロな雰囲気が出てきます。

ちょっと面白い雰囲気でこういう喫茶店好きです。

中に入ると空き席があったので窓際の席に通してもらいました。

友有路の店内

店内もレトロな雰囲気で良いですね。照明が変わっていて面白いです。

友有路の本

壁には小説がびっしり。

なんでも知り合いの人が寄贈してくれた本を置いているそうで、2週間の貸出しなんかもしているようです。

とりあえず友有路で何か注文すれば本を読んでのんびり過ごせます。

こだわりコーヒーを砥部焼のカップで

友有路では珈琲にこだわっているとのことだったので、味わうためにホットコーヒーを頼みました。

砥部焼のコーヒーカップ

コーヒーのカップがかわいい焼き物だと調べてみるとどうやら愛媛県の砥部焼だそうですね。

公式サイトを見たところ店主がこの砥部焼の柄にほれこんでそろえたようです。

確かにかわいらしくておしゃれ。

コーヒーは香りはしっかりしていますが濃すぎず飲みやすい味ですね。


友有路では長時間滞在の場合は追加注文が必要とのことだったので、2時間を目安にコーヒーを飲みながらのんびりしていました。

しかもこのお店は電源やwifiも使えるのでありがたい。

持ち歩いていたパソコンも使えました。

そうこうしているうちに2時間になったのでお店を出ることに。

友有路の窓

窓際はステンドグラス風になっています。

友有路で唯一気になる点としては禁煙じゃないのでタバコ苦手な人は注意が必要です。

そのおかげで満席になっていないのかもしれませんけどね。

最後に

スカイツリーとアサヒビール

普段浅草を観光することがないのでやってみましたがまだまだ面白いお店が多いですね。

想像していた以上にスイーツ店の人気っぷりがすごいなと感じました。

平日の閉店間際だと空いている可能性もあるのでタイミング見計らって行ってみたいものです。