野旅行の際に戸隠神社に観光しました。

奥社の大きな杉並木が迫力満点で空気も綺麗、おいしいそばも食べれてとてもリフレッシュできました。

これまでに2回行ってて、1回目は一人旅(小雨のとき)、2回目は子連れの家族旅行(晴れのとき)です。

この記事では、戸隠神社を観光した内容をブログとしてまとめたのでご参考ください。

※2021年9月と2022年6月に行きました。

戸隠神社とは

戸隠神社の特徴をまとめておくと下記の通り。

・参道に大きな杉並木がある
・長野のパワースポット
・五社巡り
・おいしいそば屋が集まっている
・上級者向け登山ルート『蟻の塔渡し』がある

戸隠神社は神社巡りや御朱印集めが趣味の方だけでなく、長野の観光地としても有名な場所です。

有名なのは五社巡りですが、奥社の杉並木を見ておいしいそばを食べるだけでも十分楽しめます。

大杉並木②

こんな感じの大きな杉並木が見れます。

2回行ったことがあって何度見ても楽しめますし、空気が綺麗でリフレッシュできます。

戸隠神社の参拝方法

戸隠神社の参拝方法としては五社巡りが有名です。

奥社・九頭龍社・中社・宝光社・火之御子社の五社を巡る参拝方法のことを指します。

イメージ的には最後に奥社に行くと良さそうですが、回り方に決まりはないようなので下からか上からかは好みで決めるとよいです。

全て徒歩で回ると所要時間は4時間以上にもなるので、体力に自信のない方はバスや車で途中を移動することを検討しても良いと思います。

戸隠観光ナビ』というサイトが分かりやすかったので参考にどうぞ。

(僕自身もいつか五社巡りはしたいと思っているので、実際に行ったら追記したいと思います。)

戸隠神社の行き方

戸隠神社へ行くときは、長野駅からだとバスか車になります。

【バス】
・長野駅から奥社まで約1時間
・行きは7~19時まで約1時間おき
・帰りは8時42分~18時37分まで約1時間おき
・奥社まで通常往復で2900円、5日間フリー切符で3200円

【車】
・JR長野駅から40~50分

詳しいアクセス情報は公式サイトもご確認ください。

長野旅行で、長野駅周辺と戸隠神社のみが目的地であれば『バス5日間フリー切符』が便利です。

戸隠のお店で割引がついたり、戸隠神社周辺のバスが乗り放題になるので何度もバスに乗るなら個別で買うよりお得です。


僕は他にも行きたい観光地があったので、長野駅でレンタカーを予約して移動しました。

たびらいレンタカーを使って予約しましたが、公式サイトから予約するよりも安くて予約の手間もかからないのでおすすめです。

長野は公共交通機関だけだと行きにくいエリアも多いので、どういった観光地に行くかも含めて選ぶと良いです。

戸隠神社を観光

戸隠神社を観光した様子を写真といっしょに紹介していきます。

戸隠神社に2回行ったことがあり、

・1回目:9月上旬。雨の日に一人旅で奥社・九頭龍社まで
・2回目:6月上旬。晴れの日に家族旅行(1歳半の子連れ)で随神門まで

というルートです。

奥社と九頭龍社に行った内容を紹介しますが、観光であれば途中の随神門まで行った後にそば屋さんに行くのでも十分楽しめます。

(写真は9月のときのものを中心に載せています)

奥社の入口に駐車

奥社の入口には大きな駐車場が2つあります。こちらは1日600円で利用可能。

少し小さいですが『戸隠の竹細工センター』というお土産物屋さんも500円で駐車可能です。

竹細工センター外観

距離がほぼ変わらないので竹細工センターに駐車しました。

奥社入口①

雨が降ったり止んだりしていて入口から神秘的な雰囲気があります。

奥社入口②

奥社入口前のなおすけ

入口から坂を下ると『なおすけ』という食事処があります。

くまざさソフトは食べずじまいでしたがさっぱりした味らしいです。

奥社入口前の川

なおすけの横には小さな川がありました。標高も高いので水が綺麗ですね。

森林植物園の看板

道を逸れると『戸隠森林植物園』もあるよう。クマ注意と書かれていて怖くて行けないです・・・。

参道入口から随神門まで

奥社入口の鳥居

こちらが奥社の鳥居です。歴史ありそうな雰囲気ですが、平成7年にできたようですね。

ここから随神門(朱色の門)までは徒歩10分ほどとのこと。

長い参道①

緑に囲まれた参道で気持ち良いですね。空気もとても綺麗でこの時点で頭がすっきりしてきます。

この道はずっと景色が似ているので、全く先に進んでいないような錯覚を覚えます。そんなことはないんですけどね。

参道にある距離表示

奥社までは結構距離があります。

直線なはずなのに全く随神門が見えない。後で気づきましたが緩い上り坂になっていたようです。

長い参道②

おっ!ついに随神門が見えてきた。いつの間にか参道の横に大きな杉の木も出てきました。

髄神門前の狛犬

左右の狛犬も大きいです。パワースポットを守るだけあって強そう。

杉並木の説明板

この杉並木は約400年ほどらしいですね。400年前はこの杉並木が観光スポットになるなんて想像してなかっただろうな。

随神門からの大杉が神秘的

髄神門

随神門に新しい木や草が生えているのが面白いですね。もののけ姫みたい。

奥に見える杉並木がどう見ても大きいですね。

大杉並木①

大杉の杉並木が迫力満点です。空気もとても神聖な雰囲気に包まれてます。

よく有名な神社に大杉が1本だけあったりしますが、それ以上の杉がこんなに並んでるなんて。

大杉並木で背伸び

僕もけっこう細長いほうですが、この杉たちには勝てないですね。完敗です。


晴れてるときの写真も載せておきます。

晴れのときの杉並木

晴れのときの髄神門

陽の光が当たっていると生命力を感じますね。

6月上旬は晴れていても暑くなく(むしろ少し涼しい)気持ちよく歩けました。

随神門から奥社までは上り坂と階段

奥社までは随神門でちょうど半分ぐらいです。

ここから先は上り坂と階段があるので余裕があれば行きましょう。(小さい子連れにはおすすめしません)

吉永小百合さんが入ってた祠

随神門から少し先に進むと木の祠があります。

これはずいぶん前のJR東日本のCMで吉永小百合さんが入って撮影されていたそう。今は立ち入り禁止になってます。

杉並木過ぎたあとの上り坂

杉並木過ぎたあとの上り坂②

杉並木が減ってきたぐらいから坂道が急になってきました。結構きついですね。

奥社前の階段①

階段が見えたらあともう一息です。といってもこの一息が大変なのですが。

雨で濡れていると滑るので滑りにくい靴で行くことをおすすめします。

奥社前の階段②

なんか見えてきたー。あれが奥社か?と思いましたが社務所でした。

御朱印をもらいに来てた方がたくさんいました。

奥社&九頭龍社に到着

奥社前の階段③

ようやく九頭龍社が見えました。遠かったー。

九頭龍社外観

九頭龍社は小さめですね。こういった山の上だと建てるのが難しいので小さくなりがち。

奥社外観

奥社は九頭龍社のお隣です。こちらもこじんまり。

奥社と九頭龍社にお賽銭を入れてお参りは終了です。

奥社からの帰り道①

奥社からの帰り道②

帰りは下りなので足取りは軽いです。滑ってこけないように注意。

奥社からの帰り道③

随神門近くまで戻って来た時の安心感が半端ない。観光するならこの周辺までが楽しいですね。


余談ですが、登山で『蟻の塔渡り』に行く場合も奥社まで同じ道のりです。

一人では絶対いけないのでガイドさん付きでいつか行ってみたい。

戸隠のそば屋

戸隠神社に行ったらソバを食べに行くことをおすすめします。

長野県自体が全国的に見てソバで有名ですが、その中でも戸隠そばを日本三大そばのひとつです。(残り2つは出石そばとわんこそば)

戸隠神社の周辺には20店舗近くのそば屋があり、山の中にこれだけそば屋が密集しているエリアも珍しいです。

ここでは実際に行った『そばの実』と『極楽坊』を紹介します。

そばの実

そばの実外観

1回目に戸隠に訪れたときに『そばの実』に行きました。

平日の13時過ぎで雨が降っていたこともあり、ほぼ待ちなしで入ることができました。

口コミでは常に行列と書かれていたのでラッキーでした。(実際に2回目のときは駐車場をはみ出して道路まで車が待ってました)

そばの実メニュー

メニューはいくつかそばがあり、揚げ物は個別で頼むスタイルでした。

初めての戸隠そばの香りと味を楽しみたかったので十割そばと天ぷら三品を頼むことにしました。

そばの実内観①

店内はテーブル席だけでなくお座席もありました。コロナで間引いているのでしょうね。

大きな窓の外には緑が綺麗ですね。

そばの実内観②

入口周辺ではちょっとしたお土産なども販売していました。(よく見たら写真がぶれていた)

そばの実内観③

面白い照明です。戸隠の伝統工芸とかなのかもしれません。

色々と店内を眺めている間にそばが来ました。

そばの実十割そば

戸隠そばは『ぼっち』という束のイメージでしたが、こちらは普通のざるそばと同じ見た目。

そばを塩でも食べれると店員さんから案内があり試してみることに。

ん!そばの香りと甘味が良いですね。のど越しもキレキレ。塩だけでもけっこういける。

ではつゆにつけて食べてみましょう。ちょびっとにしておこう。

これは・・・うまいそばだ。そばの味がおいしいのもそうなんですが、キレがえぐい。

ここらで天ぷらもいきましょう。

天ぷらもサクサク。野菜が甘くておいしい。この辺でとれる野菜だろうか?

なんか気づいたらそばがなくなってました。自分で食べたことは間違いないんですが、のど越しが良すぎてすぐなくなってしまった。

ぼっちとかどうでもいいぐらいおいしかったです。

極楽坊

極楽坊の外観

2回目に戸隠に訪れたときに『極楽坊』に行きました。

日曜日の13時45分ぐらいでしたが待ちのお客さんが5組ほどいました。コロナ自粛もほぼなくなったからでしょうね。

待つこと20分で店内に入ることができました。

極楽坊の内観①

建物は大きめですが席自体はテーブルとお座席で5~6組分のよう。

極楽坊の内観②

通してもらったのが囲炉裏の席で面白い感じ。

子どもを見ながらでメニュー表を撮れませんでしたが、僕が野菜天盛りで妻がエビ天盛りを頼みました。

極楽坊のかりんとう

お茶といっしょにそばのかりんとうが出てきました。珍しいですね。

極楽坊の内観③

囲炉裏の座敷からは庭も見えます。古民家を改装したそば屋さんなのかも。

そうこうしているうちにそばが来ました。

極楽坊の野菜天そば

極楽坊はぼっちになっているのでイメージ通りの戸隠そば。5ぼっちが1人前ですが3ぼっちに減らすこともできました。

野菜天は7種類の野菜で八幡屋礒五郎の七味唐辛子もついてきました。

まずはそばから。

9か月ぶりの戸隠そばですが、やはりおいしいですね。キレが違う。

そばの香りや味もしますが、以前の『そばの実』のほうがインパクトがありました。十割そばでなかったからかな?

ここらで天ぷらも。

野菜が甘いですね。長野の野菜って味が濃くておいしい。

天ぷらもぼっちもどんどんなくなりました。キレのあるそばと天ぷらの組み合わせには勝てんです。

そば欲が満たされました。

戸隠神社を観光した感想

戸隠神社を観光して気づいた注意点・良かった点を書いておきます。

注意点

・小さい子連れだと回りにくい

家族旅行で行くことを検討している方も多いと思いますが、小さい子どもだと結構回りにくいです。

奥社の参道はベビーカー移動は厳しいですし、五社は階段も多いです。

実際に1歳半の子どもと行きましたが、抱っこひもで移動することになります。

3歳と5歳の姪っ子も奥社の半分ぐらいで戻りましたね。

お子さんがいる方はご注意ください。


・そば屋が混む

山の中の飲食店というとすんなり入れるイメージがあるかもしれませんが、戸隠のそば屋はどこも混みます。

食事時だと1時間以上待つ店もあるので、ご飯に行くタイミングはよく検討したほうが良いでしょう。

時間をずらしても待つんですよね。おいしいから仕方ないのですが。


・調整しやすい服装にする

戸隠神社は奥社の入口で標高約1200メートルと高い(ちょっとした山の頂上レベル)ので初夏や夏でも油断せずに羽織れる服を持っていくと良いです。

6月上旬で長野駅のほうはTシャツでいけましたが、奥社入口だと薄手のカーディガンとウインドブレーカー着てちょうどよいぐらいでした(昼の11時)。

歩いていると暑くなりますので調整しやすい服装で行くのが良いです。

良かった点

・大きな杉並木が神秘的

随神門から見える大きな杉並木が本当に神秘的で迫力もあり良いです。

あの風景は何度も見ても楽しめますし、木々の生命力を実感させられます。

雨の時も晴れの時も違った良さがあったので、いつか雪の時も見てみたい(とても寒そうですが)。


・参道が面白い

約1㎞ほどある直線の参道が印象的です。

他の神社でこれほどまで直線になっている参道はないのではないでしょうか。

進んでいるのかどうかわからなくなる感覚があり、初めて行った方は楽しめるかと思います。


・そばがおいしい

戸隠のそばが個人的にとても好きで、何度でも食べたいと思ってしまいます。

東京で戸隠そばの店もありますが、明らかにものが違います。

長野県の戸隠だからこそ味わえるそばですね。書いていてまた食べたくなってきた。


・緑がいっぱいでリフレッシュできる

戸隠は参道も含めて緑がいっぱい。

標高が高くて空気も綺麗なので、歩いているだけでリフレッシュできます。

普段は仕事でオフィスワークしているとなおさら、戸隠の空気に触れたいなぁと思うときがあります。

まとめ

戸隠神社を観光した感想をまとめておきます。

【良かった点】
・大きな杉並木が神秘的
・参道が面白い
・そばがおいしい
・緑がいっぱいでリフレッシュできる

【注意点】
・小さい子連れだと回りにくい
・そば屋が混む
・調整しやすい服装にする

戸隠神社は2回行ってどちらも楽しめました。

五社巡りや宿坊に泊まるという体験もあり、また行きたいと思っています。

これから長野旅行する方はまだ行ったことがない方に、戸隠神社の観光をおすすめします。