京から愛媛県松山市の道後温泉に1泊2日で一人旅に行ってきました。

実は以前から『道後やや』というホテルに泊まりたかったこと、温泉好きと周りに言っているのに道後温泉に行ったことなかったことから1泊2日の弾丸旅行しました。

10日前に予約して予定はほぼノープランの一人旅です。

結論からいうと、ご飯おいしい、ホテル最高、ローカル感満載な旅になりました

これから道後温泉に一人旅に行く方の参考になればと思いブログ記事にまとめました。

※2018年8月に旅行した内容です。

1日目の旅程

ノープランながらも現地で調べながら松山と道後温泉を楽しみました。

・成田空港から松山空港
・松山市内の五志喜でランチ
・市電で高浜港
・フェリーで興居島へ
・興居島から戻ってきて道後温泉へ
・道後ややにチェックイン
・道後温泉本館で入浴
・おいでやで晩ごはん

成田空港からジェットスターで松山へ

飛行機はLCCのジェットスターを利用しました。

10日前の予約でしたが出発と帰りの時間がベストな時間でとれました。

行きは朝10時55分発、帰りは18時50分発で往復約19000円という安さ。

直前の予約だったからか同じ便をANAやJALで予約するよりも安かったので、ジェットスターはマジでありがたかったです。

少し先の時期を予約できるなら、航空券マイルを貯めつつ宿泊もセットの楽パック(航空券+宿泊)から予約するとお得。

セットになっている分、バラバラに予約するよりも安いことが多いです。早割が使えるとANAやJALも安くなるんですよね。

松山空港から松山市へはリムジンバスで

松山空港に着いたらオレンジジュースのシャンパンタワーがお出迎え。

オレンジジュースの蛇口もあり、1ひねり300円らしいです。

空港で、松山市の電車やバス2日間乗り放題券が2200円で売っていたのでとりあえず購入。(2023年時点は3000円。詳しくは伊予鉄HPにて確認ください)

これで交通費は気にしなくてよくなりました。なぜか高島屋の観覧車券(800円相当)のおまけつき。

松山空港から松山市へはリムジンバスが便利です。

松山市内までは30分ほどという近さで、空港から市内までの近さが非常に便利でした。

地方都市というかレトロ感を感じる松山市。旅行に来た感じ出てきました。

お昼は五志喜の鯛そうめん

お昼は友人から聞いていた郷土料理が食べられる五志喜に行くことに。

鯛ソーメンという松山ならではのメニューを注文。その他、ミカン寿司などの郷土料理もセット。

記念になりそうということで鯛1匹載っている鯛そうめんを頼みました。

ただこれはちょっと失敗。というのも分かっていたことですが鯛を自分でほぐすのが結構たいへんでした。

切り身のメニューもあるので普通に食べるならそっちがおすすめです。

鯛とソーメン自体はおいしかったです。

ミカン寿司はミカン風味のチラシ寿司。松山っぽい料理でした。

高浜港からフェリーで興居島へ

昼食を取ったあとが実はノープランだったのですが、次の日に道後温泉付近を回りたかったので別の観光をしたいと考えていました。

かといって松山城上るのもあまり興味が湧かなかったので少し考えることに。

ふと瀬戸内の海でも見たいなぁという気分で意味もなく港に向かいました。

港に向かう途中で梅津寺という東京ラブストーリーに使われた駅が。再放送で見ていたの少し嬉しくなります。

港に着くと周りには何もなかったのですがフェリー乗り場が。

どうも240円で興居島という離島に行けるとのことだったのでとりあえず船に乗ることに。

フェリーの移動は結構楽しく旅してる気分満載でした。

10分ほどで興居島に着いたので300円で自転車を借りて島めぐり。

ちょっと曇ってましたが久しぶりの静かな海水浴場。

海の家のおじちゃんに話聞いたところ海際は土砂でやられているとのこと。早く回復してほしいものです。

なんか牛もいました。

恋人峠とかいうところにとりあえず一人で休憩。

3時間ほど興居島に滞在してフェリーに乗って戻りました。人の少ない島はなんとなく楽しいです。

道後温泉には松山市から路面電車で

再び松山に戻ってきてからは路面電車で道後温泉に。

路面電車はものすごくゆっくりなので、たぶん自転車のほうが早そうです。

ゆったりした旅なのでローカル感が出てこれはこれでオッケーです。

およそ20分ぐらいで道後温泉駅に着きました。

駅とくっついたスターバックスが良い感じです。

チェックインまで時間がないので写真だけ撮ってホテルに向かうことに。

道後ややに宿泊

駅から歩いて4分ぐらいのところに今回泊まるホテルの『道後やや』がありました。

入口ではみかんジュースの蛇口が。24時間飲み放題です。

フロントで館内の説明を受けて部屋に向かうことに。

エレベーター前にわたあめを作る機械がありました。タイムサービスで自由に利用できるとのこと。

2階のフロアに着くと靴は下駄箱に入れて素足で歩くようになっています。

道後温泉行くときは下駄が借りれます。

部屋はどんな感じかというと予想以上に綺麗。

トイレが高級居酒屋みたい

ベッドも綺麗ですしプラズマクラスター付き。道後温泉巡りするための浴衣やアメニティ、手提げ袋なども用意してあります。

テンション上がって浴衣姿をエレベーターの鏡を使って写真撮りました。

フロントではタオルバーというのがあり、特産の今治タオルを肌触りや色の違いで選べるようになっています。

あとはフロントで道後温泉の入館券を買うと本館だと300円で入れます(通常は410円)。

この段階でかなり満足度が高いです。

道後温泉本館まで徒歩3分

道後温泉本館までは歩いて2~3分のところにあります。

みかん柄の浴衣を着て下駄で歩くのは非日常感が出て楽しいです。

道後ややから歩いていくと先に道後温泉の椿館が出てきますが、こちらはどちらかというと住民の方が利用されることが多いのだとか。

はいから商店街を突っ切っていくと本館に着きます。

道後ややで買った入館券を渡せばそのまま入れます。

中は写真禁止なので撮っていませんが、昔からあった感がすごかったです。

脱衣所の熱気や大浴場の独特な感じ。

大浴場が結構深いので小さい子ども連れて行くときは気を付けないとダメですね。

よく「千と千尋の神隠し」のモデルと言われますが確かにパーツ的には近いかもしれません。

温泉の水質的にはややヌルヌルするお湯でした。すべすべになりそう。

昔ながらの感じで道後温泉感が満喫できました。

晩ごはんはおいでや

時間も遅かったので近くの居酒屋で晩ごはんを食べることに。

道後温泉から徒歩30秒ぐらいで着く『おいでや』という居酒屋さんに入ることに。

ここは少し気になっていた第3の鯛めしと呼ばれるあぶり鯛めしがメニューに。

ただ、入った時間が遅くすでに売り切れていました。

やや心残りはあるものの、生ビール、北条鯛めし、刺身3種盛り、鯛皮の酢和えを頼みました。

北条鯛めしはほっこりするような味わいで何杯でも食べれるような味でした。

こういうほっこり飯は良いですね。

鯛皮の酢和えはおつまみとして最適。東京では見たことないメニューでローカル感があってこれも良い。

刺身は分厚く歯ごたえ抜群ですね。普通にうまい。

飯がうまいのでつい日本酒で『久米の井』の吟醸を頼みました。

この日本酒がまたうまい。ご飯にも合うし、単体で飲んでも飲みやすい。

油断していると何杯でも飲みそうだったので1号でセーブしましたが非常に良いお酒。

このお酒410円っていう異常な安さ。東京だったら確実に800円はする質のお酒でした。

総額3000円ちょうどぐらいのお会計でやっぱり地方都市の居酒屋はうまくて安いなと実感しましたね。

ほろ酔いの状態ではいから通りを歩いていると坊ちゃん団子に出会いました。

1本100円ぐらいだったので買うことに。

餡がおいしい団子でした。店によって味が違うのだとか。

団子を食べながら道後ややに戻り1日目を終えました。

2日目の旅程

2日目は食べて歩いてを繰り返してました。

・道後ややで朝食
・道後温泉の飛鳥の湯
・はいから商店街巡り
・道後温泉駅のスタバ
・足湯めぐり
・伊佐爾波神社神社にお参り
・道後のまちやカフェでランチ
・大街道で城下町散策
・高島屋の観覧車
・松山市内から松山空港へ
・松山空港で宇和島鯛めし

道後ややの朝食は最高

今回楽しみにしていた道後ややの朝食。

なんでも自社農園か愛媛で採れた野菜を使っているとのこと。

ビュッフェ形式で生野菜の種類が尋常なく多いです。

ドレッシングも10種類。

その他のメニューもおしゃれでおいしそう。なんとカレーまでありました。

あとびっくりしたのがみかんジュースをその場で作る機械がありました。

冷えたみかんをセットしてボタンを押すと搾りたて100%のみかんジュースが作れます。


とりあえずビュッフェ第1回。

お世辞抜きに全部うまい。

あと特別メニューとして紙に書いて渡すとソーセージやハンバーグ、フレンチトーストを作って持ってきてくれます。

当然頼みました。


ビュッフェ第2回。

特別メニューのソーセージとフレンチトーストがやばいぐらいおいしかった。

ということでおかわりしました。


最後にフルーツとプリン。

フルーツはぶどうの種類が複数ありました。結構味が違う。

プリンもマジでおいしかったです。

道後やや、最高でした。

職場の同僚や取引先にもめっちゃおすすめしています。

今回は500円引きクーポン使って1泊朝食つきで8500円でした。

正直言って安すぎます。

道後温泉周りのホテルとかってビジネスホテル以外でいえば1泊朝食付きで2万円ぐらいしたので。

次回道後温泉来ても間違いなく道後ややに泊まっちゃいます。

新しくできた飛鳥の湯

せっかくなので新しくできた道後温泉別館の飛鳥の湯にも行きました。

こっちでは露天風呂があるとのことだったのでどんなものかなと思い行きましたが、ちょっと残念でした。

というのも新しくできたせいか綺麗すぎたんですね。これだったら東京の入浴施設とあまり大差がないです。

またアメニティも資生堂ツバキのシャンプーなどがありましたが、松山や道後温泉感を出してほしかったですね。

時間に合わせてプロジェクションマッピングやっているのは面白いですが、どうせならお風呂としの満足度を上げてほしかったというのが本音です。

初めて道後温泉に来た人なら本館に行ったほうがいいですね。

はいから通りでお土産物色

朝湯に入った後はホテルに戻りチェックアウト。

いやー、本当に道後ややは良いホテルでした。

雨が降っていたのではいから通りでお土産を物色することに。

天井があるので商店街の中は傘がいらないんでラクです。

会社にはミカン系のお土産を買って、彼女にはタルトを買うことにしました。

タルト屋さんも『一六タルト』や『六時屋』などがあります。

個人的には六時屋のタルトのほうがあっさりしていて食べやすいです。

昭和天皇も食べたことあるとのこと。店内のイスもタルト柄でかわいい。

ちなみになぜ六時屋という名前かというと「時計の針のようにまっすぐな商売をします」ということらしいです。確かに6時だと一直線ですね。

道後温泉駅に隣接のスターバックス

お土産を買ったあとは昨日見かけて行きたかった道後温泉駅のスターバックスへ。

階段からおしゃれで店内も広々した空間で東京では見られない作りです。

窓から街が見えて良い場所ですね。座る場所によっては電車も見れます。

スターバックスでこの後どこに行くかをコーヒー飲みながら調べていました。

足湯めぐり

いくつか足湯があるようなので見て回ることにしました。

まず駅近くの時計台近くの足湯。

雨じゃなかったら入るんですが今回は見るだけにしました。

大和屋本店の足湯。

カフェもくっついているのでコーヒーやお酒、スイーツなど食べながら入れるようです。

椿館別館の足湯。

小さい足湯で若い女性の先客がいたので足湯自体の写真は撮りませんでした。

道後館の足湯。

足つぼマッサージプラス足湯という感じです。絶対痛い。

本当は10個ぐらい足湯があるらしいんですが雨だったので回ったのはこれぐらいです。

伊佐爾波神社にお参り

道後温泉で有名な神社として伊佐爾波神社があります。

どう有名かは知りませんが見に行くことに。

結構階段が強烈でした。

しかも雨で濡れてるから石の階段はけっこう危ない。

どうせ行くなら晴れているときがよさそう。

伊佐爾波神社は朱色がきれいな神社でした。

とりあえずお賽銭を入れてお祈りを。

下りの階段も慎重に降りていきました。

道後のまちやカフェ

再びはいから通りに戻り目をつけていた道後のまちやカフェに向かいました。

リノベしたっぽいカフェでハンバーガーが有名なので気にはなっていたんですよね。

運よく待ちのお客さんもいなくすんなり入れました。

奥の座敷席に通してもらえました。

中の通りを抜けると座敷があります。

畳でリノベ感満載。

周りはカップルや女性客が多かったです。

鯛カツバーガーが気になっていたので注文することに。

コーヒーとデザートもセットになっています。

まず最初に鯛カツバーガーが来ました。

鯛カツバーガーが来てすかさず店員さんに「タルタルソースの追加ってできますか?」と聞きました。

食べログでレビューを読んでるとソースが少ないという意見があったんですよね。

お腹が空いていたので一口食べたぐらいに店員さんは追いタルを持ってきてくれまして、ハンバーガーに追加。

これはうまい。

鯛カツにオリジナルのタルタルが合っているのとレモン汁で食べやすくなっているんですよね。

あと備え付けのポテトがカリカリでおいしい。なにげにサラダの存在も嬉しいです。

ハンバーガーを食べ終えてコーヒーとシフォンケーキを持ってきてくれました。

このお店はコーヒーに力を入れているらしいのですが確かにおいしい。

そしてシフォンケーキが甘すぎずコーヒーに良く合う。

コーヒー飲みながら小説の坊ちゃんを最後まで読み切りました。

坊ちゃんってちゃんと読むと松山に対してあまり良いこと書いてないんですよね。

なんでこんなに取り上げられてるのか謎でした。

西岡菓子舗のつるのこ

遅いランチを食べ終わったところで道後温泉をようやく離れました。

西岡菓子舗という松山で有名な和菓子屋さんがあるとのことで路面電車で2駅ほど行った南町というところで降りてお店に向かいました。

つるのこというお菓子が有名らしく異常な弾力性があるマシュマロに似た和菓子です。

家に帰ってから食べましたが独特な触感でおもしろい味です。

ついでにわらび餅も食べましたが、本当のわらびで作ると色がつくのだとか。

これもおいしかったです。普段食べるわらび餅とは違った感じでしたね。

大街道から城下町を楽しむ

西岡菓子舗をあとにまた路面電車に乗りました。

次に向かったのが松山城があるエリアで大街道という場所です。

城下町の雰囲気が楽しめる街で大きな商店街なんかもあります。

有名な坂の上ミュージアム。

洋館が良い感じの萬翆荘。

夏目漱石のカフェなんかもありました。

歴史とかが好きな人ならこのあたり回るだけでも楽しめそうです。

松山市駅の観覧車

さて電車のフリーパス券についていた観覧車チケットが使えるとのことなので松山市駅高島屋の観覧車に乗りに行きました。

男1人で雨の中観覧車に乗りに行くのも奇妙な光景ですが使わないのももったいないので。

観覧車とか中学校以来ぐらい乗っていないので逆に緊張します。

しかもここの観覧車は9階にあるのでけっこう高いです。

割と高くて震えます。

松山城と同じぐらいの高さありました。

動きが遅い分恐いです。

久しぶりの観覧車は男1人でも楽しめました。夜に乗ると違った光景が見えて楽しそうです。

観覧車降りたあとは近くにスターバックス兼坊ちゃんミュージアムがあったので寄ることに。

スターバックスの中に坊ちゃん電車が。

夕方になり帰る時間が近づいてきたのでそのまま松山市駅からバスに乗って空港に向かいました。

リムジンバスがあったようですが通常バスもあるので普通に間違えました。

時間に余裕があったので問題ありませんでしたが、ほかのお客さんも間違えているようでしたね。

松山空港のかどやで宇和島鯛めし

松山空港に着いて帰りの飛行機が20分遅れるというアナウンスがあったので『かどや』で宇和島鯛めしを食べることに。

前に宇和島で本場の鯛めしを食べていたので松山では食べない予定でしたが、時間が空いちゃったので。

出てきた鯛めしには懐かしさがあるもののちょっと上品な感じでした。

おいしいはおいしいけど宇和島で食べた鯛めしのイメージが強すぎてやっぱり本場で食べたいなと思いましたね。

出汁の味と鯛の切り方がけっこう差があります。

おひつでご飯おかわりできるところは良いですね。

最後に

1泊2日の松山・道後温泉の一人旅は食べて歩いて食べての旅でした。

基本食べてばっかりでした。

ローカル感のある旅行ができて満足でした。

地方に触れるついでに道後温泉でゆっくりしたい人はぜひ松山・道後温泉に行ってみてください。


・航空券+宿泊をお得に予約するなら
楽パック(航空券+宿泊)から探す