東京から奈良県奈良市に1泊2日で子連れの家族旅行に行ってきました。
兵庫県に住んでいたので奈良県には何度か行ってましたが、宿泊で行くのは初めてでした。
奈良公園のあちこちで鹿を見れて、落ち着いた町並みを散策して、のんびりした気持ちになれました。
これから奈良市に旅行する方の参考になればと思い、ブログにまとめました。
※2022年11月上旬に旅行した内容です。
1日目の旅程
1日目の旅程は以下の通り。
・大阪上本町駅から近鉄で奈良へ
・『カフェ&レストラン POOL』でランチ
・奈良公園で鹿と遊ぶ
・興福寺と猿沢池
・『CHAMI』でコーヒー休憩
・ホテルにチェックイン
・『ももしき』ですき焼き
羽田空港から伊丹空港へ
行きは羽田空港から伊丹空港へANAを使いました。
予定としては兵庫県のおばあちゃんちに行ってから奈良に遊びに行く予定だったので、伊丹空港経由で行くのが都合が良かったのです。
ANAでは『鬼滅の刃』とコラボしているようでした。
伊丹空港までは1時間10分ほどで着いたので、子どももなんとか持ちこたえれました。
伊丹空港では空港内のレンタカーを借りておばあちゃんちへ。このレンタカーは奈良に行く前に返却しました。
最安値でレンタカーを借りるのであればたびらいレンタカーで調べると料金一括比較ができます。
きれいな車でしかも免責補償付き、公式サイトから予約するよりも安いのでよくお世話になっています。
大阪上本町駅から近鉄で奈良へ
大阪上本町駅近くでレンタカーを返却して、近鉄電車に乗りました。
近鉄奈良駅までは快速急行で32分です。大阪難波駅からでも36分ほどなので、難波で遊んでから奈良に行くというルートもありですね。
近鉄奈良駅はエレベータがフロアに1台で少し分かりにくい場所に。エレベーターを使うなら先頭車両に乗るのが便利です。
近鉄奈良駅から地上に出ると『東向商店街』というにぎわいのある商店街がありました。この通り周辺にご飯屋さんも多くあります。
『カフェ&レストラン POOL』でランチ
今回宿泊するホテル『AN-GRANDEホテル奈良』が駅からすぐ近くだったので、先に荷物を置きに行きました。
東向商店街から歩いて2分程度ですぐ着きました。早々に大きな荷物を預けれたので身軽になりました。
お昼ご飯は近鉄奈良駅からは少し離れるのですが、『カフェ&レストラン POOL』に向かいました。
近鉄奈良駅からでもJR奈良駅からでも8~9分ぐらいの距離で、船橋商店街という静かな商店街にあります。
外観は昔からある建物のようで味がありますね。
中はオシャレで夜来ても良さそうな雰囲気。2階席もありますが、子ども連れなので1階の席に通してもらいました。
食事場所の写真は撮影NGとのことでしたが、大きめのソファやアンティークな展示物など、レトロで海外っぽい雰囲気と言えば良いでしょうか。
週替わりランチではミニスープ、サラダ、フライドポテト、秋鮭のメインディッシュ、ライスorパンでした。
秋鮭にかかっているソースもおいしいです。キノコも入っていて秋にぴったりのメニューでした。
これで1200円だったので、かなりお得にフレンチランチを楽しめました。
奈良公園で鹿と遊ぶ
ランチ後は奈良公園に向かいました。
奈良公園に行くのは久しぶりだったので、鹿はどのあたりにいたかなぁと見渡していると、
横の柵にたくさんいました。毛並みも綺麗ですし、歩き方も上品でなんか可愛いですね。
もう少し奈良公園の中心地のほうに移動していきます。
地下の渡り通路に1頭の鹿が。道に迷ったんですかね。
渡り通路を抜けて奈良公園の真ん中ぐらいに行くと鹿がたくさんいました。
観光のお客さんに鹿せんべいをもらってお腹がふくれてるのか、少し眠そうな鹿も。
せっかくなのでいっしょに記念撮影。おとなしいので触っても問題ない様子。
道路そばで休む鹿や横断歩道を渡る鹿も。日常の光景なのか、車やバスも渡り切るのを待ってました。
せっかくなので南大門まで行くことに。お土産屋さんもあり観光客も多い通りですね。
子どももおそるおそる鹿と触れ合っていました。徐々に慣れていったようですが。
南大門に到着。時間が早ければ東大寺に入って大仏を見ても良かったですが、陽も少しずつ傾いてきていたので来た道を戻りました。
興福寺・猿沢池
奈良公園で鹿ともたくさん遊んだので、興福寺と五重塔に向かいました。
五重塔は奈良公園周辺にいると遠くからでもよく見える目印みたいなものですね。
興福寺は世界文化遺産に認定されていて、奈良でもかなり古いお寺のようです。
中金堂は2019年に再建されたようで初めて見ました。約300年ぶりに姿を現したとのことで、通りで見たことないわけです。
五重塔から坂を下っていくと『猿沢池』が見えてきます。
池のすぐそばにはスターバックスもあり店内から池を眺めたり、テイクアウトして池の近くに腰かけている人も多数いました。
スターバックス側から五重塔を見ると池に反射してなんとも良い景色。
建物も少ないですし人もそこまで多くないので、気持が落ち着きますね。
ふと横を見るとこんなところまで鹿がいました。1頭だけかと思いきや家族のような群れが。
鹿を見ると気持ちが和みますね。
『CHAMI』でコーヒー休憩
結構歩いたのでコーヒー休憩がしたくカフェに向かいました。
事前に調べていた商店街近くにある『CHAMI』というおしゃれなカフェに向かいました。
東京だと自由が丘にありそうな雰囲気のお店です。
何人か待ちのお客さんがいましたがそれでも5分ぐらいで入れました。
白を基調としていたケーキ屋さんのようにも見えますね。
とてもおいしそうなスイーツも販売していたのでコーヒーといっしょに注文しました。
席は1階のカウンター席と2階のテーブル席があるようで、ベビーカーだったので1階のカウンター席でした。
本日のコーヒーとウェーブというチョコレートのスイーツを頼みました。
コーヒーはやや酸味を感じるような好きな味でした。スイーツも上品な味でおいしいです。
夕方だったので妻と分けながら食べましたが、もう1つ食べても良かったかも。
ホテルにチェックイン
暗くなってきたのでホテルに一度チェックインしに行きます。
受付で簡単な説明を聞き、カードキーをもらって部屋に向かいます。
今回の宿泊は2階のパラノラマビューコーナーツインのお部屋です。
ベッド側とソファ側に大きな窓がありました。シモンズ製のベッドも良いですね。
しばしベッドやソファでごろごろしながら休憩しました。
『ももしき』ですき焼き
夕食は東向商店街周辺でお店を探しました。
いくつかのお店に入れるか確認したのですがどこもいっぱいでした。少し甘く見てましたね。
少し値段は上がりそうでしたが『ももしき』というすき焼きのお店に入りました。
待ちのお客さんはいたものの、店内で待たせてもらえたのでメニューを見ながら待ちました。
店内はすき焼きらしい上品な和の雰囲気。
このお店ではすき焼きに入っている食材を奈良産でそろえているよう。
こうなるとすき焼きを頼むしかないですね。
すき焼きをお店で食べるのもかなり久しぶりなので、食べ方を店員さんに教えてもらいます。
焼く前からとてもおいしそうなお肉がきました。120gを頼みましたが思ったより量がありそう。
1枚目は店員さんが焼いてくれるとのことでお任せしました。お肉は3枚あって1枚がとても大きい。
お肉を少し焼いた後に割下をかけたタイミングです。めっちゃうまそう。
実際に卵にくぐらせて食べます。
大和牛という牛肉ですが、薄いのに牛肉の味がしっかり感じられます。脂もほどよい感じで食べやすく、舌が喜ぶおいしさ。
おいしくて1枚目が圧倒言う間になくなりました。野菜と2枚目以降のお肉を入れていきます。
野菜や豆腐もおいしかったのですが、特にぶなしめじがとてもおいしかったです。奈良のきのこがこんなにおいしいとは。
具材の追加食材の説明で店員さんが席に来ました。
お腹に余裕があれば丸ナスでも頼もうと思ったのですが、すき焼きでお腹もふくれたので頼まずじまいでした。
白米はおかわり自由なのですが、この米もおいしいんですよね。もちろんおかわりしました。
予定していないすき焼きでしたが、おいしいし奈良食材満載で満足です。
ごちそうさまでした。
お店を出たあとはコンビニでスイーツを買ってホテルに戻りました。ホテルまで近いのでラクです。
部屋に戻ってからは、カヌレを食べたりソファでくつろぎながらゆっくりしました。
2日目の旅程
2日目の旅程は以下の通り。
・ならまちを散策
・パン屋巡り
・奈良ホテル
・観光列車あおによしで京都へ
・小川珈琲で休憩
・新幹線で品川へ
ホテルで朝食
朝食は1階の食事場所で食べました。
チェックイン時に和食か洋食を選べて、和食であればご飯・お味噌汁、洋食であればパンがおかわり自由です。
ドリンクはコーヒーやソフトドリンクが、バーカウンターみたいなところからもらうことができました。
AN-GRANDEホテル奈良の詳しい宿泊内容については「AN-GRANDEホテル奈良の宿泊記ブログ」という別記事でも紹介しているので、良ければご参考ください。
ならまちを散策
ホテルをチェックアウトしたあとは『ならまち』を散策しに向かいました。東向商店街からまっすぐ歩いていきます。
道の途中で何やら人が集まっている『中谷堂』という和菓子屋さんがありました。
食べ歩きにちょうど良さそうだったのでよもぎ餅を買っていくことに。
できたてのよもぎ餅でおもちも柔らかくあんもほどよい甘さです。
このよもぎ餅はおいしいな。
中谷堂から『餅飯殿センター街』に入るとここから『ならまち』になります。
商店街は朝のためお店も空いていませんでしたが、昼ぐらいであればにぎわいそう。
商店街をずっと歩いていくとならまち大通りがあり、そこを渡ると昔ながらの町並みが出てきます。
家の前には変わった飾りが吊るされていました。あとで分かりましたが『身代わり申』といって厄除けとして吊るしているようです。
このような建物が本当は繁華街のほうまであったんでしょうね。この町並みは今後も守っていってほしいな。
奈良町資料館という身代わり申がたくさん吊るされた場所が出てきました。
入場料は無料で中には展示物や身代わり申の売店なんかもあるようです。
御霊神社、元興寺
ならまちを歩いていると『御霊神社』という神社があったので寄っていきました。
小さめの神社ではありますが参拝している人もちらほら。地元では有名な神社なのかもしれません。
特徴的なのが狛犬の足に赤い紐が何重にも結ばれていました。
狛犬の足止め祈願と書かれており、大切な人が離れないように、客足が遠のかないように、などの意味があるようです。
縁結びだとするとちょっと束縛感がありますね・・・。
本堂は古めで味がありますね。せっかく来たので参拝はしていきました。
灯籠に鹿のデザイン。意識して見たことがなかったので初めて気づきましたが奈良限定かもしれませんね。
近隣のマンホールも鹿のデザイン。やっぱりせんとくんみたいなゆるキャラより、ちゃんとした鹿のデザインが良いですね。
御霊神社から少し歩くと『元興寺』という世界文化遺産に認定されたお寺があります。
拝観するとけっこう時間もかかりそうだったので外観の写真だけ。
ある程度知識を入れたうえで拝観するときっと楽しめるんだろうなと思いました。
元興寺目の前には『小川又兵衛商店』というお酒やソフトドリンクを飲める場所があります。
お酒の種類が豊富なので、軽く飲んで行きたい人にはちょうど良さそう。
パン屋巡り(CONFECTION、MIASBREAD)
ならまち周辺で妻が行きたいパン屋さんがあるとのことで、いくつか巡りました。
1店舗目は通りに面した『CONFECTION』です。
パンの種類が豊富で甘いものからおかず系、ソフト、ハード、など色々揃っています。
1つ2つ買おうと思ったのですが選ぶのに悩みますね。
なぜか肉まんが売っておりできたてということで、つい買ってしまいました。
一般的な肉まんに比べて生地の部分がしっとりしています。
なるほどパン屋が肉まんを作るとこんな感じになるんですね。おいしい。
CONFECTIONから肉まんを食べながら歩いていくと、
こんな鹿のオブジェが出てきます。次に行く『MIASBREAD』はここのすぐ近く。
外観は古いように見えますが、なんとなく今風ともいえるデザイン。
お客さんはひっきりなしに来てたので結構有名なのかな?
ベーグルとマフィンを中心としたパン屋さんのよう。
あまりマフィンって食べないので、人気NO.1とやらのチョコレートマフィンを買いました。
どうやら店内の2階でカフェ利用もできるよう。今日は持ち帰りで。
奈良ホテル
奈良に来たからには一度は見ておきたいと思っていた『奈良ホテル』に向かいました。
天気も良く五重塔が青空に映えますね。たまたま映り込んだ飛行機雲も良い感じ。
裏道っぽい奈良ホテルの入口がありました。宿泊している方が繁華街に出る近道のよう。
中に入って問題なさそうだったので先に進むことに。
教会や庭園など、さすがは奈良ホテル。敷地がとても広いですね。
連泊とかしてたら奈良ホテルの敷地内で1日のんびりする、みたいな過ごし方もあるんでしょうね。
紅葉を眺めながら坂道を上っていくと本館に着きます。
おー、これが奈良ホテル。作られてから100年以上経つ木造建築ですが、歴史を感じられる重厚な見た目です。
古くなったからこそ出る味わいみたいなものが漂っていて良いですね。
やっぱり一度は泊まってみたいですね。今回みたいな短期滞在ではなく観光とホテル滞在の両方を楽しめるときに来たいな。
宿泊のお客さん以外でもホテル内の食事が利用できるので、そちらも気になりますね。
奈良公園で鹿とお別れ
奈良を出発する時間も近づいてきたので、奈良ホテルから近鉄奈良駅に戻っていきます。
道路にこんな目立つ鹿のデザインが書かれるのもきっと奈良だけでしょうね。
春になると桜と五重塔の写真が撮れる荒池。確かに桜の木がたくさん生えているので綺麗でしょうね。
春日大社に向かう道の『一之鳥居』。柱が太くてとても強そうです。
最後に鹿と少し遊びたいと思い奈良公園に立ち寄りました。
これだけ鹿に触れ合えるのは奈良公園だけですね。とても楽しく過ごせたのでお別れするのが名残惜しい。
観光列車あおによしで京都へ
近鉄奈良駅からは観光列車の『あおによし』で京都駅まで向かいました。
2022年4月末に運行し始めた観光列車で奈良をイメージした車体。乗るには事前に指定席券を購入しておく必要があります。
出発時間も近いので中に入って行きます。
今回乗るのは1号車で2名席のみ。ちょっと豪華な雰囲気です。
向かい合うような席と窓に向かった三角の席があります。珍しいので三角の席を予約していました。
座席にも車両の正面についていたエンブレム(紋章)が。
正倉院御物や種々の工芸品にも縁起のよい文様として使われているそうです(あおによしHPより)。
少し時間があったので他の号車も見に行ってみました。
洗面台では椿が描かれた陶器が受け皿に。和の感じでおしゃれですね。
2号車には3名以上で利用可能なサロンシート席。
こちらは半個室なので家族連れであればプライベートな空間を楽しめそうです。
一応2名でも子供料金を追加で払えば予約できるよう。
同じく2号車でサロンシートとは区切られていますが車内販売を行っています。
スイーツやアルコール類を含む飲み物、おつまみなどを販売しています。
『あおによしバターサンド』というのが車内販売限定で気にはなったのですが、パンなどもあったため、『まほろば大仏プリン』を買うことにしました。
プリンを買っているうちに出発していまして、席に戻る途中にハイライトである平城京の横を通っていました。
京都からだと最後にこの景色が見れるのでテンション上がりそう。
座席に戻ってからプリンを食べました。見た目は大仏で変ですが味はおいしいプリンでした。
2号車の車内販売のところで乗車証というものがもらえるので記念にもらってきました。
座席に包まれている感じも心地よい。
平城京以降で京都までの景色は際立ったものがあるわけではないんですが、のんびりした景色が大きな窓一面で見れるのが良いですね。
この日は天気も良かったので、田畑や山、川の景色を眺めるだけでも楽しめました。
そうこうしているうちに京都です。停車駅が少ないため35分という短時間で着いてしまいました。もう少し乗っていたかった。
小川珈琲で休憩
京都駅でお昼ご飯を食べようと思っていましたが、子どものおむつなどを変えてたら1時間20分ほどの空き時間になり時間的に微妙になりました。
京都駅を出て少し歩いたところに『小川珈琲京都駅中央口店』があるので、そちらでコーヒー休憩をとることにしました。
店内はほぼ満席でしたが少し待てば入ることができました。
東京で行った『小川珈琲ラボラトリー』とは雰囲気が異なり一般的なカフェ。ラボラトリーが特殊なのか。
奈良に比べて京都駅の人混みがすごかったのでちょっと疲れましたね。
当初、奈良ではなく京都に行く案もありましたが、奈良を選んで正解でした。
京都駅から新幹線で品川駅へ
小川珈琲で休憩したあとは京都駅に向かいました。
帰りは『のぞみ』新幹線で品川駅へ。
京都駅構内で買った柿の葉寿司を食べました。本当は奈良で買いたかったのですが、時間がなく京都駅で買えて良かったです。
中学生ぐらいのときに食べたときはあまりおいしいと感じなかったのですが、今食べてみるとけっこうおいしいですね。
今度奈良に行ったときは有名店のものも食べてみたいです。
奈良で買ったパンなども食べていたら2時間ちょっとで品川駅に到着しました。
最後に
奈良旅行は広い奈良公園でたくさんの鹿と触れ合うことができました。子どももとても喜んでおり、のんびり楽しい2日間が過ごせました。
昔ながらのならまちの景色や猿沢池から見える五重塔など、落ち着いた景色も良かったです。
次は下調べしたうえでお寺を巡ったり、平城京に行ったり、といった観光もしてみたいです。
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