力自由化が2016年4月からスタートして、誰でも自分に合ったお得な新電力に切り替えが可能になりました。

ですが、あなたの身の回りで新電力に切り替えている方はまだまだ少ないのではないでしょうか?

「電力自由化という言葉を聞いたことはあるし、新電力に切り替えたほうがお得という噂も聞いているけど、まだ新電力に切り替えていない」

僕は以前、auショップで働いていたときに『auでんき』というサービスをお客様に提案していたので、上のような声をよく聞きました。

ですが、こちらから新電力の仕組みや新電力に切り替えるメリットとデメリットをちゃんと伝えると、

「その内容だったら新電力に切り替えたほうがお得だね!今日申し込んでいくわ」

と言って、auでんきに切り替えていく方が多数いました。うちのお店だけでも月に60世帯ちかく切り換えるという光景を1年半近くみました。


新電力に切り替えていない理由は大きくは3つです。

・電力自由化が何かよくわからない
・新電力の仕組みがよくわからない
・なんとなく大変そう

ほとんどの人が電力自由化や新電力についてよく知らないという理由で切り替えをしていなかったんです。

本記事では電力自由化や新電力の仕組み、よくある質問などに答えた内容を書きましたのでぜひ参考にしてみてください。

電力自由化とは?

電力自由化とは一般家庭が契約する電力会社を自由に選べるようになった制度のことです。

これまでだと関東に住んでいれば東京電力、関西に住んでいれば関西電力、と契約する電力会社は1社になっていました。

何が問題だったかというと、1社独占の状態なので高い電気料金にされても文句が言えない状態だったことです。

仮に東京電力が「来月から電気料金を倍にします」と言われても電気を止められるわけにはいかないので一般家庭は抵抗するすべがないですよね。

ここまで極端なことはありませんが起こりうる可能性があったため、電力自由化により電力会社を自由に選べるように変わったのです。

なので一般家庭からすれば電力自由化はお得になるサービスなのです。

(※高圧電力の法人などは実は2003年ごろから徐々に電力自由化が進んでいました)

新電力の仕組み

新電力の仕組みは最終的な一般家庭への小売をどこの会社が行うかという違いになってきます。

下の図にまとめたので確認ください。

発電された電気は今までと同じ送配電線網を介して送られてくるので、電気の質や安全性で差が出たりはしません。

最終的な電気の販売会社が変わるだけなのです。

電気という商品をどこのお店から買うのか選べるようになった』と捉えてもらえれば大丈夫です。

コカコーラをローソンで買ってもイオンで買っても中身は同じですよね。それと同じことです。


なのでおうちに関する設備や大がかりな工事などもありません。

唯一変化があるとすると『スマートメーター』という電気の計測器がついていない家だとこれが変わります。

地域電力会社でもすでに大部分がスマートメーターに変わってきていますし、遅かれ早かれ取り替えられます。

賃貸だから工事とかがあると新電力に切り替えられないと勘違いしている人もいますが問題なくできます。

新電力に変えても質は変わらず電気料金が安くなるので、地域電力会社を利用している人であれば新電力に切り替えてしまったほうがお得になります。

新電力のメリットデメリット・注意点

新電力に切り替えるメリットとデメリット、電力会社を選ぶ時の注意点をまとめておきます。

メリット
・電気料金が安くなる
・WEBから電気料金が確認できる
・発電元の電気を選べる

デメリット
・会社によっては一定期間解約金の縛りがある
・会社によっては支払い方法に制約がある
・切り替えると今より損するパターンがある

電力会社を選ぶ時の注意点
・解約金の縛りがあるか
・セットにしなくても安いのか
・希望している支払い方法はあるか

全て本記事で説明すると長くなるので別記事にまとめましたので参考ください。

メリット・デメリット⇒『【2分で分かる】新電力のメリット・デメリット!初めての切り替えでも安心

電力会社を選ぶ時の注意点⇒『【新電力の注意点】電力会社を選ぶ時にこれだけは押さえたい注意すべき3点

新電力切り替えのよくある質問

新電力に切り替えるにあたってよくある質問とその答えを記載しておきます。同じ疑問が出てくる可能性があるので目を通してみてください。

新電力って安い代わりに危険なんじゃないの?

新電力に切り替えても電気の質は今までと同じなので安全です。

たまに新電力だと停電しやすそうとか、停電からの復旧が遅そうというイメージを持たれている方がいますが、今までの地域電力と全く変わりません。

あくまで電力の販売店が変わっただけなので安全性は今までと同じです。

新電力はなぜ今までより電気料金が安いの?

今までの電気料金には販売会社の利益が大きく上乗せされていました。各地域に1社独占なので高い電気料金でも抵抗しようがなかったのです。

電力自由化で選択肢が増えたことにより電気料金の販売価格も会社によってまちまちです。

新電力は適正価格に近づいたと思ってもらえれば大丈夫です。

新電力への切り替えって設備の工事とかあるの?

新電力に切り替えても想像されているような設備への工事はありません。

唯一あるとしたら検針の機械をスマートメーターというものに取り替える作業ぐらいです(10分程度)。

これはお金もかかりませんし業者さんが勝手にやってくれます。すでにスマートメーターが設置されている家は取り替えもありません。

スマートメーターの設置には立会いって必要?

スマートメーターの設置に立会いは必要ありません。今まで検針のときに立会うことってなかったですよね。

それと同じぐらい簡単な設置作業になります。

ごくまれに賃貸だとスマートメーター設置の場所が玄関先で内側に入る必要があったりします。

その場合だけ自宅にいる日に来てもらうようにしましょう。必要があるかどうかは新電力会社の業者さんから連絡がきます。

賃貸マンション・アパートだと大家さんに確認が必要?

賃貸であっても新電力への切り替えは大家さんの許可はいりません。

電力の切り替えは個人の自由ですし、検針の機械やスマートメーターというのは電力会社の所有物なので大家さんが関係する部分がないのです。

あと管理費に組み込まれていたりマンション高圧一括受電になっていたりしても、そもそも契約自体ができないので問題ありません。

新電力の切り替え申し込みに必要なものは?

新電力の切り替え申し込みには下記の3点が必要です。

・供給地点特定番号
・お客様番号
・現在の契約プラン

聞きなれない言葉だと思いますが、検針票か支払いの用紙が残っていれば記載されています。

もし用紙が残っていなくても現在契約している電力会社に電話すれば教えてくれます。

この3点は新電力会社に申し込みをする際に情報入力して切り替え手続きを行います。

元の電力会社へ停止の連絡は必要?

元の電力会社へは停止の連絡は必要ないです。

切り替え先の新電力会社から電気が供給スタートと同時に以前の電力会社からの電気供給はストップされます。

最後の支払い請求が来るので支払い完了すれば問題ありません。

新電力に申し込みしてから何をすればいい?

申し込みをした後は特にやることはないのですが、新電力会社への支払い設定がまだならそれだけ済ませておきましょう。

1回目の請求が来るのは結構先になるので忘れないうちに設定しておくほうがいいです。

検針票が来なくなると聞いたのですが?

新電力に切り替えるとスマートメーターになるので検針票が来なくなります。

スマートメーターはWEBから使用量や電気料金を見れるようにするための機械なのです。

これも遅かれ早かれ全世帯スマートメーターに変わるのであまり気にしなくても大丈夫です。

最後に

電力自由化と新電力の仕組みについてご説明しました。

分からないことが多いと新電力へ切り替えることに二の足を踏むと思いますが、仕組みが分かればそこまで難しくなかったですよね。

新電力の切り替えは一回手続きしてしまえば、そこからはほっといても毎月お得になるのでぜひ早めに切り換えをしてみてください。

最適な電力会社をどうやって選んだらいいか悩んでいる人は『【新電力の比較・選び方】ひとめで分かる契約別におすすめの電力会社【関東・関西】』の記事を参考ください。

現在契約しているプランや毎月かかっているプランに応じた電力会社をひとめで分かるように分類しました。