「格安SIMのマイネオはずっと安くで使えると聞いたけれど実際のところどうなんだろう?知り合いがauからマイネオに変えて月2000円以下になったと聞いたので問題なければ乗り換えたい。マイネオのメリットデメリットが知りたい」
最近では格安SIMに乗り換えている人もずいぶん増えてきました。
僕も元々はauを使っていて1年半前にマイネオ(mineo)に乗り換えましたが毎月の料金がともかく安いですね。
この記事ではauからマイネオに乗り換えて実際に感じたメリットとデメリット、マイネオへの乗り換え方法について書きました。
僕はauショップで2年間働いていたので携帯業界についてはわりと詳しいかと。
5分ほどで読めますので最後までおつきあいください。
※2019年12月に情報更新した記事です。
マイネオ(mineo)のメリット
マイネオは関西電力グループ会社のオプテージが提供する格安スマホサービスです。
運営会社がしっかりしていて全国で使えるサービスなので安心して使えます。
特徴としては、ずっと料金を安くでキープできることと通常解約の解約金が無料なことです。
マイネオを実際に使ってみて感じたメリットは下記の5点です。
2.プランが豊富で選べる
3.データ繰り越しができる
4.フリータンクというデータシェアサービスがある
5.通常解約の解約金が無料
マイネオを使っていて思ったのがプランの自由度が高いので生活に合わせやすいですね。
メリットをひとつずつ説明していきます。
1.料金がコンスタントに安い
マイネオで電話10分かけ放題+データ通信3GBのプランを選んだのですが、1ヵ月2360円という安さ。
この料金はよくある1年間だけのキャンペーンとかではなくずっと同じ料金で使えます。
auのときは5分かけ放題+データ3GBで5480円かかっていたので毎月3000円近く安くなりました。
2年間で7万円近く浮くのは大きいですね。
あと僕は電話10分かけ放題をつけていましたが、そのオプションをつけなければ1510円で利用できます。
しかもマイネオを30秒10円で電話がかけられるので他の携帯会社の半額で電話できるのです。
マイネオの料金シュミレーションはこちらからできるので一度チェックすると料金の安さを体感できます。
2.プランが豊富で選べる
マイネオの特徴としてプランの豊富さが挙げられます。
データ通信に関しては、500MB、3GB、6GB、10GB、20GB、30GBの6タイプから選べるので、生活が変わったりしてもプランを変えれば対応できます。
電話に関しても、10分かけ放題、30分の無料通話、60分の無料通話、オプションなしの電話、から選べます。
電話に関しては契約形態が変わりますが電話機能をつけないシングル契約(データ通信のみ)ということもできます。
家族でお子さんに持たせたりする場合だとラインだけでじゅうぶんなケースもあるのでシングル契約にすると、データ3GBが900円で使えます。
プランの自由度が高いのはマイネオならではな気がしますね。
3.データ繰り越しができる
マイネオでは当月に余った通信データ容量を翌月に繰り越すことができます。
例えば3GBのプランを契約していて、2GBまでしか使わなかったとします。
そうすると1GB余っているので翌月は3GB+1GB=4GB使えるのです。
これは結構便利でデータって出かける頻度が多いと消費が増えますが、当然使わない月もあります。
その分を繰り越せるので契約プランを少ないものにしていてもやりくりできたりします。
なので必然的に毎月の料金が下がるんですよね。
実際に3GBのプランでしたがこの繰り越し機能のおかげで常に余裕がありました。
翌々月には繰り越せないのでそれだけは注意しておきましょう。
4.フリータンクというデータシェアサービスがある
マイネオ独自のサービスでフリータンクというマイネオユーザー全体でデータ通信をシェアするサービスがあります。
マイネオユーザーでデータが余っている人がこのフリータンクにデータを入れてくれます。
データ容量が足りない人はこのフリータンクに残っているデータを使うことができます。
マイネオユーザー全体でデータを分け合う取り組みで面白いサービスです。
利用の注意点がいくつかあって、自分がタンクに入れたデータ容量以上はデータをもらうことができません。
あとは21日以降からしかもらえないのと、データの残りが1GB以上残っている場合はもらえません。
みんなでうまくシェアしていくためにできた仕組なので今後も続いてほしいなと思います。
5.通常解約の解約金が無料
マイネオは携帯電話会社の中では珍しく通常解約の解約金がかかりません。
大手3社で2年間の縛り(自動更新)、格安SIMで1年~2年間の縛りが多いなか、マイネオは最低利用期間を定めていないのです。
もともとは縛りを設定していましたが利用者が増えてきて継続してもらえてるので必要ないと判断したのかもしれません。
なのでまず使ってみるためにマイネオを契約するということのハードルも低めです。
ただしマイネオから別の携帯会社に乗り換えるときだけは、1年以内の乗り換えだと解約金が約1万円かかってしまいます。
1年以上使えば他社への乗り換えでも解約金はかかりませんが一応注意してください。
マイネオ(mineo)のデメリット
マイネオを使ってみて感じたデメリットは下記の2点です。
2.店舗サービスが弱い
デメリットについても1つずつ説明していきます。
1.データ通信速度が若干遅いと感じる
大手3社からマイネオに乗り換えるとデータ通信速度が若干遅くなったなと感じます。
ものすごく遅くなったというより、ちょっとひっかかるなというような印象。
特に通信がこみあうような朝の通勤時間(7~9時)、お昼休み時間(12~14時)、夜の帰宅時間(18~20時)は若干気になると思います。
とはいえ、料金が下がっているので多少の通信速度ダウンはしかたがないかなという感じです。
あと補足ですが、格安SIMの中ではマイネオの通信速度は速いです。
auの通信を使ったAプラン、ソフトバンクの通信を使ったSプランであれば格安SIMの中で3番目ぐらいに入ります。
というのも現段階で、格安SIMはドコモの通信を使っていると遅くなるという特徴があります。
マイネオでもdocomoの通信を使ったDプランは少し遅めなので注意が必要です。
2.店舗サービスが弱い
マイネオには全国に店舗がありますが、サポートサービスが弱いです。
プラン変更ができる店舗はマイネオショップと呼ばれる店舗になるのですが全国に12店舗しかありません。(2019年7月7日現在)
スマートフォン上からプラン変更はできるのですがいつもお店でプラン変更をしていた人からすると最初は慣れがいりますね。
あとはサポート店など含め全国にあるとはいえ230店舗ほどなのでどの地域にもあるわけではありません。
料金が安いかわりにショップが少ないのは仕方がないんですけどね。
元々ネットから手続きをしていた人からすれば今までと変わりありません。
マイネオ(mineo)への乗り換え方法
マイネオへの乗り換え方法ですが手順を記載しておきます。
2.MNP予約番号を取得
3.マイネオのサイトから乗り換え手続き
4.SIMカードが届くのを待つ
乗り換えの際には元の携帯会社にMNP手数料として3000円、マイネオへの新規登録料として3000円かかりますが、それを差し引いても料金が安くなるので乗り換えちゃったほうがいいです。
実際やってみるとそこまで難しくありません。順番に説明します。
1.現在使っているスマートフォンのSIMロック解除
マイネオに関してはこの手続きをしなくても問題ない場合もありますが、念のために説明しておきます。
docomo、au、ソフトバンクでiphoneやスマートフォンを購入した場合、SIMロックというロックがかかっています。
このSIMロックを解除することでマイネオでも同じスマートフォンを利用することができます。
SIMロック解除は店頭でもできますが3000円の手数料がかかるので、ネットから無料で解除することをおすすめします。
「〇〇 simロック解除」(〇〇には利用中の携帯会社の名前を入力)と検索すれば各公式サイトの解除方法ページが出てきます。
SIMロック解除の手続き自体は30秒ぐらいで終わります。解除の条件や方法を確認して進めてみてください。
2.MNP予約番号を取得
SIMロック解除が完了したら次にMNP予約番号を取得します。
これは今使っている電話番号をマイネオでも引き続き使うための手続きです。
「新しい電話番号でも問題ないです」という人はそもそもこの手続きが必要ありません。
このMNP予約番号ですが、取得方法は店頭、電話、ネットの3パターンあります。
ネットでのMNP予約番号の取得は公式サイトが分かりにくすぎるので、電話で取得するのが簡単でおすすめ。
契約中の携帯電話から下記の番号にかけた場合は電話代がかからないので安心です。
au:157
ソフトバンク:157
電話してガイダンスに沿って進めていくMNP予約番号を取得できます。
3.マイネオのサイトから乗り換え手続き
MNP予約番号は取得してから14日以内という期限があり、それまでに乗り換え完了する必要があります。
マイネオだと実店舗が少ないのと、お店に行っても手続きまでけっこう待つことになるのでネットから進めるのがおすすめです。
ネットからの場合はMNP予約番号を取得して4日以内にマイネオのサイトから乗り換え手続きするようにしてください。(MNP予約番号の有効期限が10日以上残っている必要があります)
マイネオを申し込む際はポイントサイトのハピタスを経由すると400円分ほどのポイントがもらえるのでお得です。
手間もほぼかからないので少しでもお得にマイネオを申し込みするならハピタスを活用してみてください。
ハピタスの始め方についての記事も書いているのでご参考ください。
マイネオの公式ページに飛ぶと下記のような画面が出てきます。
パソコンからだと右上、スマートフォンからだと真ん中らへんに「お申し込みはこちら!」というボタンがあるのでクリックしてください。

申し込みに必要なものが記載されているので確認して問題なければ「お申し込み手続きへ」のボタンから進めます。

端末購入の有無、プラン、契約タイプ、データ容量、通話サービスを選択する画面になります。
今持っているスマートフォンを使う場合は「SIMカードのみ」を選びます。
プランは現在使っている会社の通信に合わせるといいですが、docomo通信を使ったDプランは速度が遅めなので、できればSIMロック解除したうえで「Aプラン」を選ぶのがおすすめです。
softbankの人はSプランの利用で問題ありませんが、料金を少しでも安くするのであればSIMロック解除したうえで「Aプラン」を選ぶといいでしょう。
auの人はそのまま「Aプラン」を選択で問題ありません。
契約タイプですが電話を継続して使う場合は「デュアルタイプ」を選びます。
データ容量に関しては最初は現在利用しているデータ容量に合わせるので問題ないかと思います。
デュアルタイプを選んでいる場合、通話サービスを選びます。
あまり電話しない人は無料の「mineoでんわ」で問題ないです。
全て選んだら「次に進む」ボタンから進めてください。

SIMカードのサイズ・種類を選ぶ画面になります。
対応のSIMサイズに関しては画面の真ん中にある「mineo対応SIMサイズ診断」から選んでいくと対応しているSIMカードが選べます。
もしサイズが分かっていたとしてもサイズ違いのトラブルを避けるためにサイズ診断から進めるのが安全です。
SIMサイズが選べたら「次に進む」ボタンから進めてください。
進めるとオプションサービスを選ぶ画面になりますが特に気になるものがなければ申し込みせずに進めましょう。
契約したあとでも申し込みはできるので。
次の画面で「eoID」というマイネオのIDを作る画面になります。
持っていない人がほとんどだと思うので「新規登録」から画面に沿って進めてください。

「eoID」の登録を済まして進めていくとMNPの申し込み画面になります。
事前に取得したMNP予約番号(10ケタ)と電話番号、MNP予約番号の有効期限を入力して次に進めてください。
ここまで進めたらあとは住所、氏名、お支払情報を入力して進めていきます。
支払いは契約者本人のクレジットカードのみになるのでご注意ください。
最後に本人確認書類の写真をアップ、重要説明事項と申し込み内容の確認をして申し込みを完了させます。
申し込みをしたら仮申し込みの状態になって登録したメールアドレスにメールが届きます。
そちらのメールに記載のURLをクリックしてページ進むと本申し込みが完了します。
基本的には流れに沿って進めていけば大丈夫です。
4.SIMカードが届くのを待つ
本申し込みが完了すると5日以内にマイネオからSIMカードが送られてきますので受け取ってください。
届いたらSIMカードに同封されている「mineoご利用ガイド」を読みながら進めます。
僕が申し込んだときはものすごく暑苦しい顔の台紙でSIMカードが届きました。
ご利用ガイドに切り替え手続きや初期設定の方法がとても詳しく書かれているのでそちらを読みながら設定してください。
まとめ
最後にマイネオについてまとめておきます。
・料金がコンスタントに安い
・プランが豊富で選べる
・データ繰り越しができる
・フリータンクというデータシェアサービスがある
・通常解約の解約金が無料
【デメリット】
・データ通信速度が若干遅いと感じる
・店舗サービスが弱い
【申し込み方法】
・スマホをSIMロック解除
・MNP予約番号の取得
・公式サイトから申し込み
・SIMカードが届いたら切り替え
マイネオはデータ通信が若干気になるものの、格安SIMの中では速いほうなので総合的にみて満足できます。
通信データのやりくりがしやすいので料金も安いままで維持できるのも魅力です。
今の料金を安くするのであればマイネオをおすすめします。