ルカリとはスマートフォンアプリを使って個人間で物の売買をする、いわゆるフリマ(フリーマーケット)アプリのことです。

CMで宣伝されていますし、月間利用者数が1300万人以上とのことなので、知っている人も多いでしょう。

メルカリは一部、売買が禁止されている物もありますがたいていの物の売買が可能です。

一般的な服や雑貨はもちろんのこと、野菜やおもちゃ、手作りのアクセサリーなど。メルカリでドングリや役所の書類などが売られているのを初めて見つけた時は驚いたものです。

メルカリ_どんぐり


僕自身は2015年の春からメルカリを使っているので、8年間メルカリに携わっています。

メルカリを使って物を買うより物を売る側として参加しています。一応今まででメルカリを通じて約1000件の販売実績があります。

「こんな物が売れるんだ!?」「お客さんから嬉しい言葉をもらえた」など、商品が売れていく体験が好きでメルカリを続けています。

今では同僚や友人から「メルカリで不用品の売り方ってどうやるの?」など質問を受けることも多いです。

今回の記事は次のような人に向けて書いています。

・メルカリを始めてみたい。
・メルカリで商品を買ってみたい。
・メルカリで不用品を売りたい。

この記事通り進めていくことで、5分もあればメルカリを始めることができるのでぜひチェックしてみてください!

メルカリってどうやって始めるの?

メルカリを始めるには、スマートフォン上でメルカリのアプリをインストールする必要があります。流れとしては下記の通りです。

1.メルカリアプリのインストール
2.メールアドレス、ニックネーム、招待コードの入力
3.住所や支払い方法の設定

メルカリのアプリを始めるにあたってお金は一切かからないので安心してください。順番に説明していきます。

メルカリアプリのインストール

メルカリを始めるためにはスマートフォンでメルカリのアプリをインストールします。

iphoneの人は『App Store』から、androidスマホの人は『Google Play store』からメルカリのアプリをインストールします。

・iphone:こちらから(AppStore)
・android:こちらから(GooglePlay)

上のリンクをクリックするか、App StoreもしくはGoogle Play storeの検索で「メルカリ」と検索すれば一番上に出てきます。

メルカリアプリインストール画面

メルカリのアプリをインストールし終わったらアプリを開きます。

メールアドレス、ニックネーム、招待コードの入力

メルカリアプリを開いてガイドに沿って進めていくと、メールアドレスの登録画面が表示されます(facebook、Googleも選択可能です)。

メールアドレス、パスワード、ニックネーム、性別、(招待コード)、を入力して進めていきます。

※新規登録する際に招待コードを入力すると500円分のポイントがもらえます。

招待コード:JKVWBS


メールアドレスとパスワードは機種変更などしたときに再ログインで利用します。パスワードは再発行もできますが一応メモしておきましょう。

ニックネームはメルカリ上で表示される名前で、あとで変更もできるのであまり気にしなくて大丈夫です。


全て入力して進めると氏名、生年月日の入力画面になります。

最後に携帯電話番号の認証を行います。入力した携帯電話番号にショートメッセージが送られてくるので認証まで完了させましょう。

住所や支払い方法の設定

ここまでの登録でメルカリの商品を検索したりはできますが、実際に買ったり売ったりするために住所や支払い方法の設定をしておきましょう。

個人情報設定画面

マイページの下部、『個人情報設定』を開くと上記が表示されます。

プロフィール、住所、支払い方法を登録していきます。

プロフィールに関しては特に思いつかなければ、最初のうちは空欄で問題ありません。住所は実際に商品が届く場所になるので間違えないように気を付けましょう。


支払い方法はメルペイ払い、クレジットカード払い、コンビニ払い、携帯電話料金合算払い(ドコモはd払い、auはかんたん決済、ソフトバンクはまとめて支払い)、ATM払い、と色々な方法を使うことができます。

クレジットカードを持っていない人でも使えるようになっているので、もしクレジットカードを持っていなくても安心してください。

ここまで登録すればもうメルカリを始めることができます。簡単だったでしょう!

web版(PC版)のメルカリ

パソコンからメルカリを使いたいという方向けにweb版メルカリも紹介しておきます。

PC版メルカリ
↑をクリックすると登録ページに飛べます。

PC版のメルカリ

『新規会員登録』のボタンを押すと登録画面が出てきます。

あとはメールアドレスかFacebook、googleのいずれかで登録を進めれば問題ありません。


web版のメルカリには注意点があって、それは招待コードを入力できないという点です。

そのため、始めるときの手順としてはアプリ版(スマートフォン)のメルカリで招待ポイントをもらって始め、そのあとにweb版を使うと良いでしょう。

アプリ版でもweb版でも同じID・PWでログインできるので問題ありません。


以前のweb版では、ゆうゆうメルカリ便の商品が購入できない、支払いがクレジットカードのみ、といったデメリットがありました。

ただ、2020年4月にゆうゆうメルカリ便の購入が可能、2020年10月に支払い方法がクレジットカード以外も追加され、機能が改善されました。

メルカリのお知らせ公式サイトに記載あるので参考ください。)

なのでパソコンのほうが操作しやすい方はweb版もぜひ活用してみてください。

メルカリでの商品の買い方

メルカリを始める準備ができたところで、メルカリでの物の買い方を説明していきます。

メルカリでは思ってる以上に安くで商品を買うことができることも多々あります。商品を購入する流れは下記の通りです。

1.ほしい商品を検索
2.商品の購入
3.代金の支払い
4・商品の受取と確認
5.受取評価で取引完了

ネットショッピングをしたことがある人であれば、違和感なく進めることができます。

特にメルカリはどのネットショッピングよりもスマホ画面の操作がしやすいため、すぐになじむと思いますよ。

商品の探し方

まずメルカリの画面の説明をします。

メルカリ基本画面

メルカリでの基本の表示は「おすすめ」という状態になっています。上に表示されている商品ほど新しく出品された商品、下にいくほど出品されてから時間が経過している商品になります。

横にスライドすると各ジャンルごとに区切られた商品が出てきます。レディースやインテリア、ハンドメイドなどジャンルは多岐に渡ります。


それではさっそく商品を探してみましょう。

ジャンルごとやおすすめでほしい商品を探してもいいですが、ほしい商品が決まっているのであれば最上部にある検索ボックスから商品名を検索しましょう。ここでは『スニーカー』を検索してみます。

メルカリ商品検索

検索したとおりスニーカーが並びます。もう少し探しやすくするために、画像の丸で囲った絞り込みを検索を使うとお目当ての商品が探しやすくなります。

金額帯やブランド、サイズを絞るだけでもぐっと探しやすくなります。

メルカリ検索の絞り込み商品

絞り込まれた商品を安い順に変えたりするとより探しやすくなります。

気に入った商品があれば一度タップして商品の購入に移りましょう。

商品の購入方法

メルカリ商品詳細

商品を選ぶと、商品の写真、商品についての説明、出品している人のアイコンや評価数などが表示されます。

金額や発送までの日数、商品に問題がなさそうか確認してみてください。

メルカリでは商品によってまれにですが「購入前にコメントお願いします」と書かれていることがあります。その場合は、「購入しても大丈夫ですか?」と一言コメント入れると安心です。

または商品で気になる点などある場合は購入前にコメントを通じて質問するといいでしょう。購入後の変更は原則できないので、服や靴などサイズで気になる部分があれば事前に質問することをおすすめします。

購入手続きボタン

購入するときは赤く表示されている『購入手続きへ』を押すと、お支払方法や住所と名前の確認が表示されます。


補足で説明しておくと、メルカリで検討したいと思う商品に『いいね』を押しておくと、マイページの『いいねしたリスト』から商品に戻ることができる機能があります。

完売していない限りは商品に戻れるので、気になる商品があれば積極的にいいねを押しておきましょう。


メルカリ購入画面

支払い方法は事前に設定しているものが表示されているはずです。支払い方法は変更も可能です。

メルペイ払いやクレジットカード払い、ポイント払いの場合は購入ボタンを押すと同時にお支払が完了扱いになります。

携帯電話料金払いの場合は、購入前に携帯電話会社のページに飛びマイページへのログインが求められます。そこで決済に間違いがないか確認してください。

コンビニとATM払いはどこのコンビニで支払うかを指定して、購入手続きに進んだあとにお客様番号と確認番号が発行されます。3日以内にお支払いを完了させてください。

お支払いが完了すると出品者さんにも通知がいくようになっています。

商品の受取りと評価

購入直後の取引画面

商品の購入が完了するとメッセージが送れます。支払いが完了した後に「購入しました。よろしくお願いします!」などを送っておくと良いでしょう。

ほとんどの出品者さんがメッセージを返信して商品の発送をしてくれます。


出品者さんから商品が発送されると『発送通知』の連絡がきます。あとは商品が届くのを待ちましょう。

この時点で受取評価をすることができてしまいますが、商品を確認するまでは評価しないように気を付けてください。


実際に手元に商品が届き、内容に問題がなければ、取引画面から受取評価をします。

『良かった』・『残念だった』のどちらかを選択して、合わせて取引の感想を送ることもできます。こちらから受取評価を送ったのちに、出品者さんから取引評価があり完了になります。

以上がメルカリで商品を購入する流れになります。これでメルカリでの商品の買い方は分かりましたね。

メルカリでの商品の出品方法

メルカリでの買い物に慣れてきたらぜひ出品も試してみましょう。

最近使っていないスピーカー、パソコンのデスクトップ画面、マンガなど。出品してみると意外と売れます。

ぜひメルカリでの出品にも挑戦してみてください。出品の流れは下記の通りです。

1.商品写真のアップ
2.カテゴリーを設定
3.商品状態を設定
4.商品名と商品説明の記載
5.配送情報の設定
6.販売金額の設定と出品

ひとつずつ手順を確認していきましょう。

商品写真アップ

メルカリ出品ボタン

メルカリで画面を開くと下に「出品」のボタンが出るようになっています。ボタンを押すと商品についての情報を入れる画面が開きます。


メルカリ出品_写真選択

商品の写真をその場で撮るか、写真をアルバムから選択するかを選ぶショートカットが出てきます。

本やゲームなどはバーコードを読み取ると登録の手間が省けます(写真はどちらにしても必要です)。

商品の写真はあらかじめ撮るかその場で撮るかですが、好みで構いません。

写真は最低1枚~最大10枚まで載せることができます。必ずしも10枚載せる必要はありませんが、できるだけお客さんに情報が伝わるように商品を色んな角度から撮って載せましょう。

個人的には商品写真は4枚以上あったほうが売れやすいです。

商品カテゴリーと状態

カテゴリーの設定

写真を入れたら次は商品のカテゴリー選択です。

メルカリではカテゴリーが細かく分けられているので、近しいカテゴリーを設定しましょう。

もし迷った場合は他の出品者さんが設定しているカテゴリーを参考にすると良いですよ。

靴や服など商品によってはサイズの指定も必要です。ブランドは未指定でも問題ありません。ブランド名があるなら設定したほうが売れやすくなります。


商品の状態

次に商品状態として新品か中古の状態を設定します。

中古の設定に迷うかもしれませんが、自分が思っているよりも少し低めの設定にしておくと無難です。

汚れているのに、『目立った傷や汚れなし』といった状態を設定していると悪い評価がつく可能性があります。

汚れや傷などがある商品は写真にも載せてあげると、購入者さんとのずれが少なくなります。

商品名と商品説明

商品名と商品説明

次に商品名と商品説明を設定します。

商品名は40文字以内、商品説明は1000文字まで記載できます。

説明文は1000文字埋める必要はありませんが、商品の状態や内容(服ならサイズ感など)が伝わるように記載します。

また商品名と商品説明に書かれている部分は検索に引っかかるため、情報を多めに書いたほうが売れやすくなります。

バーコードのついている本やゲームなどは、バーコードを読むとカテゴリーや商品名、商品説明などが自動で記載されるので出品がラクです。

初めての出品は流れが掴みやすいためバーコードがついている商品の出品をおすすめします。

配送情報と発送情報

配送の選択

次に配送情報を設定します。

配送料は出品者負担(送料込み)にしたほうが売れやすくなります。

配送方法は複数(日本郵便、ヤマト宅急便、メルカリ便)ありますが、迷ったら『メルカリ便』を選ぶと良いでしょう。

通常よりも送料が安くなり匿名配送になるため商品が売れやすくなります。


メルカリ便には『ゆうゆうメルカリ便』と『らくらくメルカリ便』の2種類があり、メルカリが提供している格安の配送サービスです。

ゆうゆうメルカリ便は郵便局かローソン、らくらくメルカリ便はヤマト運輸かファミリーマート、セブンイレブンのいずれかから発送します。

発送方法の詳細に関しては、このあとの『売れてからの流れ』のパートで紹介します。


発送元は発送する場所(住んでいる地域)を選択します。

発送までの日数は短く設定したほうが売れやすいですが、設定した日数より遅くに発送するのはNGです。

ペナルティをくらう可能性がありますし悪い評価がつく可能性が高まります。期限内に発送できる日数で設定しましょう。

販売金額

最後に販売金額を設定します。

メルカリでは最低金額が300円、売れた場合は金額の10%が手数料としてかかります。

販売金額の設定は他の出品者さんが出品している商品の金額を参考にしてみると決めやすくなります。

同じような商品で最近売り切れている金額であればすぐに売れる可能性が高いです。


ここまで情報を入力して一番下にある『出品する』を押して完了です。

これで商品の出品が完了して、他のメルカリ利用者さんからも見れるようになりました。

商品情報の変更はいつでも可能なので、追加したい情報があれば随時追加しましょう。

商品情報の入力が途中までの場合は「下書きに保存」を押しておけば、再度続きからの入力もできます。

売れたあとの手続き

商品を出品していて購入者の希望にあった価格であれば購入されます。いくつか出品しているとそのうち売れる体験をすると思います。

売れた時のためにどういったやり取りや手続きをするのか記載しておきます。

1.売れたらメッセージを送る
2.商品の梱包
3.コンビニや営業所から発送する
4.購入者さんからの評価を待つ
5.こちらから評価して取引完了

今まで商品を発送したことない人だと、この部分が一番不安に感じるかもしれませんが、慌てずに落ち着いて進めれば問題ありません。

売れてから商品を発送するまで

商品は出品が完了していれば原則「いつでも購入していいですよ」という状態です。商品が購入されると取引画面からメッセージを送ったりできるようになります。

売れた後のメッセージ

購入に気づいたら、「購入ありがとうございます。発送しましたら再度ご連絡しますのでよろしくお願いします。」などとメッセージしておきましょう。

それだけでも購入者さんからすればちゃんとした人だという印象をもってもらえます。

購入者さんがコンビニ/ATM払いを選択しているときは入金を待ち、入金が完了していれば発送の準備を進めます。

商品の梱包と発送

メルカリ便で発送するときは、A4封筒サイズ、小型箱サイズ(専用資材必要)、ダンボールサイズのいずれかで梱包して発送します。

専用資材はゆうゆうメルカリ便だと郵便局かローソン、らくらくメルカリ便だとヤマト運輸で事前に購入しておきます。

商品の梱包方法については、【メルカリの梱包方法】メルカリに必要な梱包資材と梱包方法を商品別に紹介!の記事も合わせてご覧ください。


商品の梱包が済んだらコンビニか宅配の営業所(ヤマトor郵便局)に持っていきます。

メルカリの取引画面からQRコードが表示できるので、お店にある機械でQRコードを読み取ります(セブンだけレジに直接持っていきます)。

画面に書かれた手順で捜査していくと発送用の紙が発券されるので、その紙と梱包した商品を店員さんに渡して作業は完了です。


商品をお店の人に渡したあとは、メルカリアプリの取引画面から『発送通知』のボタンを押して通知します。

発送し終わったあとに「商品を発送しました。到着までよろしくお願いします。」などとメッセージを送っておきましょう。

ここまでで商品の発送は完了です。

商品の受取評価がされるまで

商品の配送状況

商品を発送したあとは購入者さんに商品が届くのを待ちます。配送状況は取引画面から確認できます。

ゆうゆうメルカリ便を利用している場合、沖縄や離島などは到着まで時間がかかります。

宅急便であれば3日もあれば到着しますが、ゆうパケットだと1週間ぐらいかかることもあるということを知っておきましょう。


商品が購入者さんのもとに届き受取された後は、基本的に受取評価というものが来ます。

お知らせを確認して、こちらも購入者さんを評価します。

評価は『良かった』、『残念だった』の2つから選びます。

取引に特に問題がなければ『良かった』を、取引に不安を感じたなら『残念だった』を、評価の基準とするといいでしょう。

ほとんどの購入者さんとは問題なくやりとりできるかと思いますのでご安心ください。

評価する際にコメントを入れることもできるので、入れておくほうが気持ち良く取引を終えられます。


たまに届いているにも関わらず受取評価をなかなかしてくれない購入者さんもいます。

その場合は、届いたであろう日から2~3日ぐらい経った段階でメッセージを送ってみましょう。

受取評価を忘れてるだけの購入者さんもたまにいます。

それでも受取評価がこない場合は、一定の日数が経ったあとであれば強制的に取引を終了することができます。

らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便だと到着しているかどうかが確認できるので、確実に終了できます。


双方の評価が完了して取引終了となり売上のお金が入ってきます。

メルカリでは、販売金額から10%を差し引いた金額、さらにメルカリ便を利用した場合は決まっている送料分が差し引かれて入ってきます。

例えば1000円の商品をゆうゆうメルカリ便のゆうパケットで発送した場合は、

1000円×0.9-200円=700円が入ってきます。

ここまでがメルカリで商品を売る一連の流れになります。

終わりに

無事にメルカリを始めることはできましたか?

メルカリで商品を買うこと自体はすぐできる人も多いと思いますが、メルカリで商品を販売するのは少し慣れが必要かもしれません。

ただ、1回商品を販売する流れを経験すれば2回目からはスムーズにできると思います。

自身では使っていない不用品でも、他人からすれば必要で価値があるものだったりします。

どうせ捨ててしまうぐらいであれば、お金をもらいながら誰かに活用してもらったほうが価値がありますし、商品を販売する流れ自体が楽しかったりします。

ぜひ、今回の記事を参考にメルカリを始めてみてくださいね。

・iphone:こちらから(AppStore)
・android:こちらから(GooglePlay)
・招待コード:JKVWBS

メルカリで売るためのコツは『メルカリで売れるための出品のコツ!メルカリで売るために押さえるべき3つの要素』で書いているので売り方に悩んだらぜひ参考にしてみてください。