「手取り20万円だけど結婚して暮らしていけるかな?半年後に今の彼女と結婚する予定だけど、子どもができて彼女が会社を辞めると自分の手取り20万円だけで生活できるか不安。実際のところ手取り20万円で結婚して暮らせるか知りたい」
もしあなたが手取り20万円の会社員だとして、今のお給料で家族を養って生活できるかどうかは心配になりますよね。
本記事では、
・ゆとりのある結婚生活を送るには?
といった内容を具体例も含めて紹介します。
僕も手取り20万円で最近結婚しているのでより具体的なお話ができるかと思います。
※僕の年齢は31歳男性で東京住まい手取り20万円の会社員です。今は共働きなので僕が1人で支払った想定でお話させていただきます。
手取り20万円でも結婚して生活できる?
結論から言えば、手取り20万円でも結婚して生活できます。
でも正直な話かなり生活は厳しいです。
結婚後の生活費内訳は?
うちの生活費内訳ですが、下記のとおり。
項目としては、家賃、食費、水光熱費、娯楽交際費、通信費、交通費、日用品、その他とざっくり分けました。
いざちゃんと生活費を見直してみると赤字ですね。普通にやばいですがこれがリアルな数字。
毎月のお給料以外にボーナスもあるので、その分で毎月の赤字を補てんすることになります。
内訳だけ見れば家賃が高いように見えますが、東京都内で通勤なども考えるとけっこう妥当な金額ではあります。
妻と僕の職場を考えればどうしても都内になるのでこの金額は仕方ないかなと思っています。
共働きでない場合はもう少しエリアを考えれば家賃を月2~3万円は下げれる見込みはあります。
東京以外に住んでいる方であれば1LDKや2DKでも、駅徒歩10分以内で10万円以下の家賃の物件が多いのでもう少しラクです。
僕の同僚が埼玉で2DKに住んでいて3万円ほど金額が安かったのでうらやましい限りです。
一応今の生活費でも外食や妻の携帯代はもう少し削れるかなという感じですが、減らせてあと1万円ぐらいですね。
そのほかの支出でいうと周りの同僚とかから聞いている限り、かなり節約できていますね。
食費が安めですがこれは実家から月に1回野菜をもらっていること、ふるさと納税でお米やお酒、食べ物などを手に入れているためです。
ふるさと納税の方法については『手取り20万円でふるさと納税するとお得?知らないと損するふるさと納税の仕組み』をご覧ください。
会社員であればふるさと納税をフル活用することで食費をかなり節約することができますよ。
毎月の貯金は?
先ほどの表にも記載しましたが、毎月の貯金額はマイナス8000円ほど。もはや貯金できてないですね。
ボーナスは変動しますが1ヵ月分×2回なので年間で40万円ほどになります。
この40万円から毎月の赤字額を補てんして約30万円が残り。お正月や長期連休で実家に帰ったり旅行に行ったりもするので、実質残るのは10万円ほどです。
急な出費などがあれば簡単になくなる金額ですね。
僕と妻はお金がかかる趣味などがないのですが、お金を必要とする趣味がある人は貯めるのが難しいかもしれませんね。
しかもボーナスは必ずしももらえるものではないので、あまりあてにできません。
「結婚する前に貯金はいくら必要ですか?」という疑問もあるかもしれませんが、それを考え出すと結婚するタイミングがどんどん後ろ倒しになるのであまりおすすめしません。
結婚してから今後の結婚生活に必要な貯金を考えていくほうが良いです。
記事の後半で結婚しても貯金のできる方法を紹介しているのでそちらを参考ください。
子どもは育てられる?
子どもを育てるのは正直難しいと言わざるをえません。
子どもが生まれれば、食費や服、学校のお金なんかもかかってきます。
大きくなってくれば住んでいる家を広くする必要もあるので家賃も増えますね。
今のところは児童手当の制度があるので、0歳~15歳までは10000円~15000円を毎月もらうことができるので負担は減りますが、全てまかなえるわけではないです。
そうなると今使っている支出から減らすしかないので、外食をなくしたり、旅行を3年に1度とかにするしかないのかなと思います。
家賃の低い地方に住むか、実家に同居させてもらうなどがないと子どもを育てていくのは難しいです。
手取り20万円だけだと子ども1人でもきついですね。
手取り20万円で生活はできますが、生活に制限が多くなるのでゆとりがなくなりますね。
「子どもどころか2人で生活するのでも赤字になりそうです」と思ったかもしれません。
しかも目の前の生活で手一杯なのでとてもじゃないですが、老後の貯金なんてできませんよね。
厳しい現実をお話しましたが、ここからは手取り20万円でもゆとりのある結婚生活を送るための方法をご紹介します。
手取り20万円でゆとりのある結婚生活を送るには?
手取り20万円でゆとりのある結婚生活を送るには下記の3つが必要かと思います。
2.節約術を身につける
3.年収アップを試みる
3つ全て実行できれば一番良いですが、1つずつ説明していきます。
1.共働きする
正直な話、夫婦で正社員勤めして共働きするのが一番ゆとりが生まれます。
手取り20万円であっても夫婦で共働きしていれば手取り40万円になるので、生活のゆとりが全然違います。
うちの家庭も正社員の共働きですが、年間に250万円近く貯金ができています。
手取り20万円の共働きは、税金まで考えると1人で稼ぐ年収850~900万円ぐらいの収入になります。
ここでネックになってくるのが子どもが生まれた場合。
どうしても産休と育休をとる必要が出てきますが、このタイミングで会社は辞めずに在籍させてもらいましょう。
ある程度長く働いている人であれば知識やスキルがある分、会社は残したがります。人を雇ったり人材育成するのは手間がかかりますからね。
またこれまで働いている方は雇用保険が給料から支払われているはずなので、産休中と育休中の1年間は国から補助が出ます。
条件はありますが2年間以上働いていて復職の見込みがある育休なら給付金がもらえます。
派遣やパートの方は復職の見込みという部分が該当しないともらえないので注意が必要です。
派遣やパートのかただと同じ職場への復職が難しいかもしれませんが、それでも子育てがひと段落したら再度働く気持ちを持っておくのがいいです。
専業主婦でご主人の収入だけに頼るという考えはちょっと危険です。
あと共働きでおすすめは男性も家事をすることです。
ゴミ捨てするとかだけではなく、ご飯を作ったり、子どもの面倒を見たり、洗濯など。
一通りの家事はやることが必須です。でないと奥さんの負担が大きすぎてバランスが取れないので。
うちは家事を均等に分担しているおかげか1年半いっしょに暮していてケンカしたことがありません。
共働き時はお互いが助け合う気持ちで生活していくと不満が生まれないのでおすすめです。
2.節約術を身につける
共働きをして収入を増やすと同時に身につけておきたいのが節約術です。
収入が増えても支出が減らなければ生活は苦しいままになります。
よくネットニュースで「年収1000万円でも貯金が100万円しかない」などの記事がありますが、これは節約術ができていないためですね。
手取り20万円の共働きで節約術を身につけていれば、年間250万円は貯金ができます。
子どもが2人いても問題ないレベルで生活できます。
節約術は身につけるのが早いほど貯金の貯まり具合も変わってくるのでおすすめです。
節約術については『手取り20万円の生活は?会社員が毎月貯金するためにオススメの節約方法8選!』をご覧ください。
1人暮らしを前提で書いていますが節約の方法は結婚しても使えるものになっています。
3.年収アップを試みる
最後は年収アップを試みましょう。
正社員で共働きの家庭なら年収アップは必須というわけではありませんが、できると生活にゆとりが生まれます。
特に奥さんが派遣やパートなのであれば年収を増やしてトータル収入を増やしておくのが良いです。
「このご時世に簡単に年収アップなんかできるの?」と思うかもしれませんが、試してみると意外に簡単に上がります。
年収アップの方法に関しては『手取り20万円の会社員が収入を増やすには?年収アップするための3つの方法』をご覧ください。
実際に僕はこの方法を使って2年で年収が40万円ほど増えて残業がなくなりました。(手取り19万円から手取り21.5万円に増えています)
年収がしばらく横ばいなのであれば参考になるかと思います。
まとめ
最後に本記事の内容をまとめておきます。
・子どもを育てるのは正直厳しい
・共働きできると経済的にラク
・節約術は早めに身につける
・年収アップを試みる
結婚生活は楽しいものなので、できるだけお金の問題で苦しい思いをしたくないですよね。
記事に書いているもので実践できることを1つずつ行動に移してみてください。