この記事では家計簿のつけ方や簡単に使えるおすすめアプリについて書きました。
節約や貯金のために家計簿をつけ始めたけど、継続することって難しいですよね。
家計簿を始めたてのときは忘れずに毎日つけているのに、数日つけ忘れたことでそのまま止めてしまう・・・。
僕も元々家計簿を継続できなかったので気持ちはよく分かります。
ですが、この記事で紹介するように家計簿のつけ方や便利なスマホアプリを使い始めたおかげで、かれこれ7年間続けることができています。
本記事では、
・家計簿の簡単なつけ方
・便利な家計簿スマホアプリについて
・年100万円貯めた実例
について詳しく書きました。
家計簿のつけ方がいまいち分からない、家計簿を継続できないという方はご参考ください。
家計簿をつける理由は?
家計簿をつける理由ですが、支出をコントロールするためです。
「節約するためじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんが、なんでもかんでも節約すればいいわけじゃないんです。
というのが、支出の中には使ったほうが良いお金と無駄になっているお金があるからです。
使ったほうが良いお金と無駄になっているお金
例えば、知識や教養を増やすために本を毎月1万円分買っているとします。
このお金はあなたの知識が増えたことによってのちの収入アップにつながる可能性があります。
なのでこの本代は節約してはいけない、使ったほうが良いお金ということになります。
それでは無駄になっているお金で言うと、惰性で使ってしまっていて何も生み出さないお金です。
僕の例でいうと晩酌のお酒やお菓子、毎週末になんとなく行っていた外食などです。
本当に何も考えずに食べに行ってたラーメンやカレーライスなどが該当します。この支出が地味に月1万円ぐらいかかってたんですよね。
月に1回とかなら許容範囲でしょうが、毎週行くのは意味ないかと思ってやめました。
人によって使ったほうが良いお金と無駄になっているお金は結構異なると思います。
家計簿をつけることで支出の中身が把握できる
家計簿をつけることで、自分自身が毎月どんな項目にお金を使っているかを把握することができます。
支出を把握することで使ったほうが良いお金と無駄になっているお金を認識できるわけです。
支出の把握ができれば家計簿の目的はほぼ達成したも同然です。
逆に家計簿をつけていない人は支出を把握しきれてないので、具体的にどの支出を減らせばいいのかが分からないのです。
支出をなんでもかんでも節約してしまうと、結果的に経験や知識が増えていかないということになります。
仮に本代を月1万円節約したとします。
1年間にして12万円の節約になりますが、知識がつかず収入アップしなかったら損している可能性もあるのです。
本代を節約せずに知識を増やしていたら給料が年間12万円以上増えることもじゅうぶん考えられますからね。
他にも飲み代を節約したばかりにコミュニケーションが減ったり人脈が増えないなどで仕事がうまく進まないなど。
こういった大事な支出まで減らさないためにも、家計簿をつけて支出の中身を把握しておく必要があります。
支出を把握したうえで節約していくと貯金が増える
家計簿で支出を把握してから無駄になっているお金を節約していくと、しっかりと貯金が増えていきます。
無駄になっているお金は節約しても問題ないので、できる限り削ることで貯金が増えていきます。
有り余るほど収入がある人であれば家計簿が多少ずさんでも貯金が増えていくとは思います。
でも毎月手取り20万円ぐらいの会社員ですと支出を把握しないことには貯金を増やしていくことはできません。
僕自身の例でいうと、7年前は毎月の給料からはほとんど貯金できておらずボーナスで貯金を増やすというような状況でした。
家計簿をつけていなかったので何にお金を使っていたのか全く把握していなかったのです。
その後、家計簿をつけ始めていかに無駄な支出が多かったのかを把握しました。
今は月の手取りは20万円ほどですが、無駄な支出を節約することで1年間に100万円ほど貯金ができています。(※今は収入が伸びてさらに貯金ができるようになりました)
それを可能にしたのが家計簿です。
家計簿をつけさえすれば、自然と節約する部分が見えてくるので無理なく貯金できるようになります。
会社員の人が貯金をしていきたいなら家計簿を必ずつけましょう。
節約方法については、『手取り20万円の生活は?会社員が毎月貯金するためにオススメの節約方法8選!』で紹介しているので合わせてどうぞ。
家計簿のつけ方
家計簿のつけ方ですが、基本は下記の通りです。
・家計簿は金額がずれてもいい
・家計簿はできるだけ毎日つける
1つずつ詳しく説明していきます。
家計簿のざっくり分ける
家計簿を簡単にするためのコツは、項目をざっくり分けることです。
家計簿を始めたてにつまずくポイントとして細かく書きすぎて疲れちゃうことだと思います。
例えば、おにぎり100円、コロッケ80円、・・・・
のように品物レベルで記載してしまうと家計簿を続けるのが大変になりますね。
大事なことは支出を把握することなので細かく記載する必要はないんです。
僕も最初の頃は項目をすごく細かく分けていたんですが、あるときざっくりの項目にしたところ家計簿をつけるのがラクになりました。
その結果、7年間家計簿を続けることに成功しています。
せっかくなので僕の分けている項目をここでお伝えしておきましょう。
2.食費・・・自分1人で食べたときのご飯代など。外食でも1人なら食費に分類。
3.交際費・・・誰かとご飯やカフェに行ったときのお金です。
4.水光熱費・・・電気・ガス代・水道代です。
5.通信費・・・携帯電話とインターネットのお金です。
6.交通費・・・電車やバスなどに移動にかかったお金です。
7.ファッション・・・服や散髪、女性なら化粧品とかも含みます。
8.娯楽費・・・旅行やマンガなどの趣味に使ったお金です。
9.日用品・・・タオルや歯ブラシ、ティッシュなど生活に使うお金です。
10.その他・・・病院や結婚式、プレゼントなど1~9に該当しないお金です。
この10項目に分けています。ほとんどの人がこの10項目に当てはまる出費をしているのではないでしょうか。
あとは人によっては車を持っていたりだとか、生命保険を払っていたりだとか、子どもがいたりだとかで変わってきます。
車であれば、車費としてガソリンや車検代、ローンの支払い、タイヤ代などを入れると良いでしょう。
生命保険でも積立てで全額返ってくるものに関しては出費に加えなくてもいいですが、掛け捨て保険の場合は保険費などですかね。
項目は途中で変えても良いのでまずは上の10項目から始めることをおすすめします。
家計簿は金額がずれてもいい
家計簿の金額は多少ずれても問題ありません。
家計簿をつける目的は支出を把握してコントロールすることなので、1円単位がずれたところでなんてことありません。
例えば756円の食費とかだと切り上げて760円とかでつけちゃうこともあります。
僕もあまり几帳面な性格ではないので、スーパーで買い物したときとかに1の桁とかは家計簿に記載しなかったりします。
ずれたところで1か月で100円も変わらないので、関係ないレベルですね。
それよりも家計簿をつけ続けているともっと根本的に節約できる支出が明らかになってきます。
普段あまり節約できていない人であれば1~3万円ぐらいは節約できる無駄があぶりだされますね。
なので、家計簿は金額が多少ずれてもいいのでつけ続けることを意識しましょう。
家計簿はできれば毎日つける
家計簿はできれば毎日、もっと言えば買い物したらすぐにつけるようにしましょう。
というのが家計簿を毎日つける生活を1か月ほど続けると、家計簿をつけないと気になるようになります。
いわゆる『習慣化』というものですが、この状態までいけば家計簿を続けるのは全く難しくありません。
なので、最初の1か月は金額が間違っていてもいいので家計簿をつけ続けることです。
158円とかで、10の桁を思い出せなかったら100円として記載しても良いぐらいです。続けること最優先ですね。
飲み会などでつけれなかった日があっても、次の日にざっくりでもいいので家計簿をつけましょう。
千円の桁がずれなければ良いと思っておけば十分です。
家計簿はスマホアプリがおすすめ
家計簿をつけるときですが、おすすめはスマホアプリです。
手帳に手書きやパソコンのエクセルを使うという方法もありますが、肌身離さず持っているスマホが断然便利です。
僕も最初は家計簿を手書きで試したのですが、どうしてもつけ忘れてしまうことが多かったり、見直すのが面倒だったりして続きませんでした。
それが家計簿のスマホアプリを試したところ、かれこれ7年以上続いています。
スマホアプリが良い理由としてはいくつかあります。
・入力が楽
・家計簿を見直せる
・グラフにできて見やすい
・項目が簡単に分けれる
そのほかにも良い理由はありますがともかく使い勝手が良いということが挙げられます。
どこのスマホアプリでも家計簿をつけるうえで困ることはないと思いますが、僕自身が使っているアプリを紹介しておきます。
家計簿アプリ:おカネレコ
家計簿アプリとして『おカネレコ』というアプリを利用しています。
iphoneの方はApp Store、androidの方はGoogle Play Storeで「おカネレコ」と検索してもらうと出てきます。
シンプルなので操作が簡単なため、7年以上使い続けています。
入力画面はこんな感じです。
1か月収支を入力したあとは下のような円グラフにもできます。
カレンダー表示でどのタイミングで支出が多いかなども見れます。
会社員の人であれば週末にお金を使うことが多くなる気はしますね。
おカネレコは無料で十分使えるので重宝しています。
有料版もありますが、無料版で広告が邪魔だと感じたこともないので今のところ無料版を利用しています。
円グラフ、カレンダー、年・月・日別の表示、収入の項目、などが入力できるようになっています。
年間の収支を見て現状の貯金がどれぐらいかということを確認もできますし、円グラフにして何の項目で多く出費しているのかもひと目でわかります。
過去の記録も残るので、たまに家計簿を見直して「節約うまくなったな」と成長を実感しています(笑)
家計簿をつけるならスマホアプリがおすすめですね。
ぜひ一度おカネレコを使ってみてください。
年100万円貯金している家計簿の例
1年間で100万円貯めるモデルケースとして僕の1ヵ月の家計簿の内訳を公開します。
全ての人が同じように当てはまるわけではないと思いますが参考にはなるのではないかと思います。
(※紹介しているのは2020年の家計簿です。)
実際の家計簿の内訳
まず、僕自身の状況から。
・東京都23区で夫婦賃貸住まいの32歳男性
・年収は350万円、毎月の手取り20万円、ボーナスが20万円で年2回
・飲み会は月に1回ほど。夫婦での外食は月2回
というような状況です。
次に家計簿の内訳です。
食費:2万円
交際費:1万円
水光熱費:5000円
通信費:3000円
交通費:2000円
ファッション:3000円
娯楽:1万円
日用品:2000円
その他:8000円
合計:12万8000円
衣類&ファッション、趣味&気晴らし、日用品、プレゼント、病院&医療費は毎月発生するものではないので年間でならした金額を入れています。
手取りが20万円なので、20万円-12万8000円=7万2000円/月
7万2000円×12ヶ月=86万4000円/年
ここに2回分のボーナス40万円が加わるので1年間で100万円以上の貯金ができます。
100万円までは20万円ほど余りもあるので趣味などに使ってもいいでしょう。
5万円の旅行を4回ほどできる金額ですね。
どこの支出を削ったか?
元々の僕の家計簿は食費と交際費、娯楽費の金額が支出として大きかったです。
かつ記事の前半で説明した無駄なお金として使っているものが多かったですね。
食費は自宅で食べる分に関してはあまり変わらないのですが、週末の外食で使うお金が多かったです。
1人で行く外食だけで月に1~2万円ほどあったので、ここを徐々に削りました。
また交際費では飲みに行くことが多かったのですが、飲み過ぎると次の日に疲れがたまるなどあまり良くなかったので削りました。
飲みのお金は多いときで月4~5万円ほど使っていたのでかなりがっつり削れました。
当然、飲みのお金は人脈を広げたりコミュニケーションを円滑にする目的はありますが、週に何度も同じメンバーと行く飲みなどは回数を減らしても良いのかなとは思います。
こういった具合に自分の中で無駄なお金になっていると思う部分を削っていくことで、節約ができ貯金が増えていったのです。
また削る前は必要だと思っていたのに、いざ削ってみると重要ではないことに気づけました。
線引きができない人は思い切って削ってみて、やっぱり大事だと思えば復活させるというのも手です。
人によって無駄になっているお金は異なってくるので、家計簿で支出を把握して思い切って削ってみるということを試してみてください。
まとめ
最後に内容をまとめておきます。
・無駄になっているお金を節約していく
・家計簿はざっくりつける
・最初は継続を一番優先する
・家計簿はスマホアプリが便利
お金を貯めるのに家計簿はとても便利なツールです。
僕も家計簿をつける前は月に20万円近くも支出がありましたが、今では無駄を減らして月13万円以内に収まるようになりました。
浮いたお金は好きなことに使って経験を高めていけます。
ぜひ家計簿をつけて節約と貯金に取り組んでみてください。
もしお金の貯め方や支出を減らすことを勉強したいという人には『本当の自由を手に入れるお金の大学
内容はお金の貯め方や支出の減らし方についても具体的に書かれていますし、知らずに損しているような賃貸や保険の話なんかも書かれています。
カラー刷りで非常に読みやすいんですが、めちゃめちゃ勉強になります。中学生から大人までお金について勉強したい人にはぜひ読んでほしい1冊ですね。