式投資において継続して利益を出すには資金管理の考え方が必須です。

1日だけ、1か月だけ、利益を出すのであれば投資法だけでなんとかなります。

ただ、継続して利益を出すには資金管理がしっかりしてないと大きく損失が出るタイミングが来ます。

僕も株式投資を7年間続けていますが、資金管理の考え方が身についてきたこの3年間は利益を出し続けています。

資金は100万円ほどを使っていますが、

2018年:20万円
2019年:19万円
2020年:9万円(3月末時点)

といった状態です。

利益を継続して出せていない人は、この記事で紹介する資金管理の考え方をご参考ください。

株式投資の資金管理とは?

株式投資の資金管理

資金管理とは、言葉の通りですが投資金をどれだけ使うかを管理することです。

これをもう少し踏み込んで回答すると、

・1銘柄に対していくらまで投資するか
・一度にいくらまで投資するか

この2点が管理できて、「資金管理ができている」という状態になります。

1つずつ解説していきますね。

(※資金100万円を使って株式投資するという想定で話を進めます)

1銘柄に対していくらまで投資するか?

まず1銘柄に対していくらまでであれば投資するかを決めます。

5万円:20銘柄まで投資可能
10万円:10銘柄まで投資可能
20万円:5銘柄まで投資可能
50万円:2銘柄まで投資可能
100万円:1銘柄まで投資可能

1銘柄に投資する金額で購入できる銘柄数がずいぶんと変わります。

プラスの期待値が高い投資法が確立している場合、分散する銘柄が多いほうが利益が出る確率が増えます。

もし100万円で1銘柄に投資していてその銘柄が倒産や上場廃止になったら、資金が0になってしまいますからね。

20銘柄で1銘柄が倒産しても5%のダメージで済むのでリスクははるかに低いです。


ただし、1銘柄投資はリスクが高いかわりにリターンも大きくなる可能性があります。

何かのきっかけでストップ高が続いたりすると恩恵は計り知れないですからね。

リスクが高いのでおすすめはしませんが、プラスの面もなきにしもあらずです。


僕が資金管理としておすすめしているのが、10~20銘柄買える状態です。

リターンが小さくなる代わりに大負けがなくなるので精神的にも安心、長い目で利益を継続できるのです。

そして分散できる数が多いメリットは、この後で紹介する「一度にいくらまで投資するか?」という部分でも生きてきます。


この1銘柄に対していくらまで投資するか決めたら、基本的に1年間は変更しません。

おそらく利益が出てくると1銘柄に対して投資する金額を増やしたくなるのですが、それをやってしまうとリスクが増えてしまいます。

一度決めた1銘柄に対する投資金額は1年間変更しないようにしましょう。

一度にいくらまで投資するか?

1銘柄に対する投資金額が決まったら、次は一度にいくらまで投資するかを決めます。

これも分散の仕方でリスクが変わってきます。

・1度に100万円分:投資チャンス1回
・1度に50万円分:投資チャンス2回
・1度に30万円分:投資チャンス3回

これも投資チャンスが少ないほど時間軸でのリスクが上がります。

1度に100万円分買って次の日に暴落してしまうとダメージが大きいですが、30万円分だと3分の1でダメージが済みます。

これは積み立て投資の考え方に近いです。リスクを減らす代わりに確実に利益を取りに行くという考えですね。


おすすめは投資チャンス2~3回にしておくと良いです。

慎重にいくのであれば3回ですね。リターンは減ってしまいますがリスクもかなり軽減できます。

時間軸の分散に関してもできるだけ変更しないほうが良いのですが、状況によってはリスクを減らす方向に動かすはありです。

リスクを増やすほうには原則変更しません。

両方の資金管理ができていないと意味がない

ここまで読んでいただいて気づいたかもしれませんが、どちらか1つの資金管理では不十分で意味を成しません。

銘柄が分散できていても一度に全額投資していれば、時間軸でのリスクは最大になります。

逆に時間軸では分散できていても1銘柄だけに全額投資していれば、銘柄軸でのリスクは最大になります。

よくナンピン買いがよくないというのは、銘柄に対しての分散が不十分になるからというのも含まれています。


銘柄に対しての分散と時間軸の分散ができて、初めて「資金管理ができている」と言うことができます。

利益を継続して出せない人は一度に大きな損失をくらっているケースが多く、資金管理が甘いようです。

僕も1年通して利益を出せなかった過去を見ても、資金管理が甘すぎました。

1銘柄に対しての投資金が大きすぎて、他の銘柄の利益で+5万円、1銘柄の損失で―10万円みたいなケースもよく経験しましたね。

2020年3月(コロナショック)の事例を紹介

コロナショックイメージ

せっかくなので、今月起きたコロナショックでの株取引を資金管理の事例として紹介します。

ファンダメンタル分析はほぼ無視、テクニカル分析と資金管理だけで取引しています。

・損益:+9万2千円の利益
・資金:100万円のうち70万円を使用
・投資法:短期のスイングトレード
・エントリー:買いエントリーのみ

平日は会社員をしているので、注文を出せるのが夜かお昼休みのみなのでデイトレードはしません。

もともと100万円使用予定でしたが全額使う場面が訪れず70万円を使用しました。

現物しか使用しないので買いエントリーのみです。信用を使った売りエントリーはしていません。


今回のコロナショックで売買した箇所を画像で貼っておきます。

コロナショック3月のチャート

下げの動きが強いと感じたので購入しても、1週間以上はもたずに決済していきました。

どこまで下がるかの見通しも立たなかったので、本来買いメインであれば仕掛けずに見送るべきかもしれません。

2020年3月:第1週の取引き

・累計損益:-27190円の損失
・投資金:40万円
・決済銘柄数:5銘柄

2月の下旬に保有していた5銘柄で損失が出ました。

コロナショックは大したことないと楽観的に考えていたら、想定以上に大きい下げに発展。

移動平均線やローソク足を見る限り強い下げが続くことが想定できたので、全て損切りしました。

これは普通に痛かったですね。

2020年3月:第2週の取引き

・累計損益:+49349円の利益
・投資金:70万円
・決済銘柄数:20銘柄

3月9日に30万円分、3月10日に40万円分購入したので一時的に70万円分投資しました。

3月13日までに全て利益確定したので、週末時点では投資金0円になりリスクなしです。

1銘柄あたり5~8万円あたりで購入して、売却して投資金に空きができたら再度別銘柄を購入など行っていました。

途中、小さい損失で処分する銘柄もいくつかありました。

銘柄軸と時間軸で分散できていたので、精神的にはだいぶ楽に投資できました。

2020年3月:第3週の取引き

・累計損益:+96872円の利益
・投資金:70万円
・決済銘柄数:9銘柄

3月16日~17日の間に分散しながら投資した分は利益になり累計利益も増えました。

ただ3月18日と19日に投資した銘柄で含み損を抱えたまま次週に持ち越してしまいました。

購入した銘柄のいくつかが30%下げていたので、含み損は10万円近くありました。

分散してなかったら20万円近くの含み損になってることを考えれば、資金管理行っていて良かったです。

2020年3月:第4週の取引き

・累計損益:+92725円の利益
・投資金:0万円
・決済銘柄数:10銘柄

3月24~25日で大きく上げるタイミングで利益確定と損切りを行いました。

前週から少しマイナスだったものの、利益を出した状態で乗り切れました。

タイミングによっては100万円全額まで使い切っているほうが利益は出たと思います。

ただその場合、途中の含み損がもう少し拡大したことが予想されるのでメンタルがきつかったでしょう。

まとめ

資金管理の内容について最後にまとめておきます。

・銘柄軸で資金管理する
・時間軸で資金管理する
・分散数が多いほどリスクが減る
・資金管理ができれば暴落時も乗り切れる

コロナショックによる下げ相場はこれからも続くと思います。

正直な話、株初心者(始めて1年以内)には危険すぎておすすめはできません。

数年間、株取引をしている人でも甘い資金管理では投資金が著しく減るリスクがあるので、資金管理はぜひ徹底してください。


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記事で紹介している投資法の本を読んでから投資の結果が安定してきて、ここ数年利益を継続して出せるようになりました。

もう一度投資法を学びなおした方はぜひご参考ください。