「ENEOSでんきは家族世帯なら1万円以上お得になる家庭もあると聞いた。うちも3人家族なので電気料金をENEOSでんきで安くできるならしたい。ENEOSでんきのメリットデメリットが知りたい」
家族世帯だと毎月かかってくる電気料金も高くなってきますよね。
本記事ではENEOSでんきのメリットデメリット、どんな家庭がお得になるのかということについて書きました。
僕は今まで新電力サービスの切り替えを2回していて、携帯ショップ店員のときに新電力の提案をしていたので一般の人よりは詳しいと思いますので、本記事を参考にしていただけたらと思います。
ENEOSでんきとは
ENEOSでんきはエネルギー会社のENEOSが運営する新電力会社です。車に乗る人ならガソリンスタンドでなじみがありますよね。
新電力であっても今までと同じ送配電線網から電気が供給されるので、電気の品質・安定性は変わりません。もちろん停電しやすくなるとかも一切ないので安心して大丈夫です。
新電力切り換えについては『電力自由化って何?本当は安全でお得な新電力の仕組み!【疑問点も解決】』でも紹介しているので合わせてお読みください。
ENEOSでんきのメリット
まずENEOSでんきのメリットをご紹介します。
2.ENEOSカードで支払うとガソリン代が安くなる
3.特別提携カードのポイントが貯まりやすい
4.Tポイントが貯まる(※2と3と複合はしない)
5.駆けつけサービスがある
6.20A以下でも契約できる
ENEOSでんきを一言でいうと『使えば使うほどお得になる電気』です。1つずつ説明していきますね。
1.従量料金が安くなる
ENEOSでんきは従量料金(利用した電気量の料金)が地域電力と比べて安いです。
従量料金は使った電気量が増えれば増えるほど1kwに対して高くなる仕組みです。
東京電力とENEOSでんきの従量料金を比較すると下記の画像の通り(公式ページを引用)
120kwを超えてから差がつき始め、300kw以降は金額差が14%割引になるのです。
40Aで月平均15000円使う家庭であれば年間に16000円安くなる計算です。
さらにENEOSでんきには『にねんとくとく割』というさらに割引できるサービスがあります。
2年間の利用を条件として1kw0.2円、3年目からは0.3円の割引を適応してくれます。
これを先ほどの、40A月平均15000円使う家庭にあてはめると年間に17300円安くなる計算です。(2年目までで計算)
ただし、『にねんとくとく割』は2年以内に止めてしまうと1080円の解約金がかかります。
この解約金との兼ね合いで『にねんとくとく割』にするかを選んだほうが良いですね。通常のVプランは解約金はかかりません。
2.ENEOSカードで支払うとガソリン代が安くなる
ENEOSカードでENEOSでんきの電気料金を支払い設定するとENEOSでのガソリン代が安くなります。
ガソリン・灯油・軽油が1リットルあたり1円引きになります。積み重なると大きいかもしれませんね。
ENEOSカードは初年度無料、2年目以降は年会費1250円かかります。ただしスタンダードカードなら年1回の利用で次年度も無料になるので電気料金を支払っていれば無料にできます。
車を持っている人にはメリットになるので合わせてENEOSカードを作っちゃうほうが良いですね。
3.特別提携カードのポイントが貯まりやすい
ENEOSでんきをANAカードやビューカードなどの特別提携カードで支払うとマイルやポイントが多めにもらえます。
対象はANAカード、ビューカード、ティーエスキュービックカード、レクサスカード、エポスカード、エムアイカードですね。
ANAマイルを増やしたいという理由でENEOSでんきを契約する人もいます。
4.Tポイントが貯まる(※2と3と複合はしない)
ENEOSでんきの支払い200円につき1ポイントのTポイントが付与されます。
ただし、2と3で紹介したENEOSカード、特別提携カードで支払いの場合は付与されません。
Tポイントの付与を受ける場合はENEOSでんきに申し込んだあとにお客様ページからTカードの利用登録をしておきましょう。
5.駆けつけサービスがある
ENEOSでんきでは電気に関するトラブルが起きたときに駆けつけサービスが使えます。
電気がつかない、コンセントが使えないなどのトラブルから電球の取り換えなど電気に関する困りごとに対処してくれます。
電球の取り換えは年3回までなのと、取り替える新しい電球は用意しておきましょう。
ENEOSでんきに加入している場合は駆けつけサービスが無料で利用できます。
6.20A以下でも契約できる
ENEOSでんきは20A以下の低用量の家庭でも契約ができます。
新電力サービスでは30Aまでを対象としているサービスも多いので、20A以下の家庭であればENEOSでんきを検討すると良いですよ。
ENEOSでんきのデメリット
次にENEOSでんきのデメリットをご紹介します。
2.にねんとくとく割は解約金がかかる
1つずつ説明していきます。
1.沖縄エリアが申し込めない
ENEOSでんきを利用できるのは沖縄以外のエリアになります。
元々は関東(東京電力エリア)と関西(関西電力エリア)のみだったのですが、その他の地域も利用可能になりました。
ただし、沖縄エリアだけはまだ申し込みができない状態です。
2.にねんとくとく割は解約金がかかる
通常のVプランであれば解約金の縛りはないのですが、にねんとくとく割の場合は2年以内の解約の場合1080円の解約金がかかります。
ただし、にねんとくとく割は2年間の自動更新サービスとなっていて、23か月目と24か月目に関してはプラン変更や解約をしても解約金はかかりません。
解約金の縛りが嫌な人はまず通常のVプランで契約して継続する見込みがたったらにねんとくとく割に変えるのもアリですね。
ENEOSでんきでお得になる人
ここまででENEOSでんきのメリットとデメリットについて紹介してきました。
「ENEOSでんきがお得なことは分かったけど、他の新電力サービスと比べるとどうなんだろう?」と悩む人にざっくりとした目安を記載しておきます。
東京エリアで集合住宅に住んでいるという条件でシュミレーションした電気料金の比較表です。
下記の条件に当てはまる家庭はENEOSでんきが一番お得になります。
・契約容量が40Aで月平均15000円以上
表を見てもらったら分かる通り電気代が上がれば上がるほどお得額が伸びていきますね。
逆に毎月の電気料金が低い場合はENEOSでんきを利用するメリットが小さくなります。
毎月の電気料金が低い方はHIS電気を利用するのが良いですね。
詳細は『HIS電気のメリットデメリットは?一人暮らしならHIS電気がお得【口コミ・評判】』をご覧ください。
補足ですが、50A以上のときは楽天でんきかHIS電気がお得になります。
50A以上を利用している方は、『【電気料金の比較】電気代が安いおすすめの電力会社を紹介!【比較表あり】』の記事を参考ください。
ENEOSでんきの申し込み方法
ENEOSでんきの申し込みは全てネットで完結します。申込みは準備が整っていれば2分あれば終わります。
申込みに必要なものは下記3点です。
・お客様番号
・契約しているプラン
供給地点特定番号とお客様番号は検針票やお支払の用紙などが残っていれば記載されています。
もしない場合は現在契約している電力会社のWEBログインか電話で確認することができます。契約者の方か配偶者の方であれば確認できるので電話してみてください。
この3点がそろっていればENEOSでんきに申込みができます。
ENEOSでんきの申し込み手順
ENEOSでんきの申し込み手順を画像といっしょに説明します。
ENEOSでんきを申し込む際はハピタスというポイントサイトから経由して申し込むと500円分のポイントがプラスアルファでもらえます。
ハピタスの登録は無料でネットから2分ほどあればできるのでおすすめです。
詳しくは『【ハピタスの始め方】無料で15万円以上得した知らなきゃ損する裏ワザ』に書いているのでご参考ください。
ENEOSでんきの公式ページに飛ぶと下記のようなページが出てきます。
↓↓↓

手順1.「ENEOSでんきお申し込みはこちら」をクリックしてください。
手順2.次ページで「ENEOSでんきのみ申し込む」をクリックしてください。
手順3.次ページで住所やメールアドレス、氏名などを入力して確認画面へ進めてください。完了すると申し込み用サイトのURLがメールで送られてくるのでクリックしてください。
手順4.飛び先の契約申し込み画面で契約者情報、検針票に記載されている情報(お客様番号など)、お支払い方法を入力して進めてください。完了するとメールに「受付完了のお知らせ」が来ます。
以上で手続きは完了です。準備が整っていれば2分もあれば完了できるのでぜひこの機会に切り替えてしまいましょう。
ENEOSでんきの切り換えまで
ENEOSでんきの申し込みが完了したらあとは切り替えを待つだけです。
切り替えはENEOSでんきが全て行ってくれますので特に何もやることはありません。元々契約していた電力会社に連絡する必要もなしです。
ENEOSでんきに切り替わったら自然と元々契約していた電力会社との契約は終了します。
利用した電気料金の請求が来るので支払って終わりです。
まとめ
ENEOSでんきについて再度まとめておきます。
・従量料金が安くなる
・ENEOSカードで支払うとガソリン代が安くなる
・特別提携カードのポイントが貯まりやすい
・Tポイントが貯まる(※2と3と複合はしない)
・駆けつけサービスがある
・20A以下でも契約できる
デメリット
・沖縄エリアは申し込めない
・にねんとくとく割は解約金がかかる
申し込み時に必要なもの
・供給地点特定番号
・お客様番号
・現在契約中のプラン
(検針票か電力会社にお問い合わせ)
ENEOSでんきは30A、40A契約で電気料金が高い方であればお得になる電力会社です。一度電気料金を確認してみてください。