2040年の未来予測』という本を読んで面白かったので感想を書きました。

2040年の未来予測』はテクノロジー、経済、生活、天災について2040年にどういった状況になっているかを示唆してくれている本です。

全てのことをすぐに理解するなどはできていませんが、これからの自身の生活に関わる部分が多く参考になったので紹介します。

2040年の未来予測:要約

2040年の未来予測』の著者:成毛眞さんは、元マイクロソフト日本法人の代表取締役を務めていた方です。

退任後も投資コンサルティング会社を設立したり、他にも多数の書籍を執筆しています。


本書の構成ですが、大きく4つのパートに分かれています。

・テクノロジーの進歩について
・未来の経済:年金、税金、医療費について
・衣食住について
・天災について

2040年にどういったことが高い確率で起こりうるのかを、上記の4つに分けて紹介・解説した内容になっています。

書かれている内容の前提として、すでに実現していることを根拠として書かれている、ということです。

例えば、本書の中で『空飛ぶ車』の話など出てきますが、基礎となる技術はすでにあると書かれています。

本書で語られる日本に関してはネガティブな面が多いのですが、この本を読んだことでどういう未来が訪れるのか想定できるので対策を考えることができます。

まだまだ現役で働いている会社員の方はもちろんですが、これから社会に出てくる学生の方にも読んでほしいと思える書籍でした。

テクノロジーの進歩について

通信:5G・6Gでより速く大容量を扱えるようになる。
IoT:あらゆる物がインターネットに接続される。
医療:AIで格段に進歩する、再生医療の活用
エネルギー:日本は風力発電に向かない

このパートで印象に残ったのが、通信が5G・6Gへ進歩することによる生活の変化です。

そもそも5G・6Gになると何が変わるのか全く分かっていなかったのですが、簡単に言うと大容量をより速く扱える、というもの。

10年ほど前は写真付きメールを送るのにも時間がかかっていたのに、今のスマホだと数秒で送れるようになっていますよね?

これは3Gから4Gになったときに大容量でより速くデータを扱えるようになったためです。

5G・6Gとなると10倍・100倍のスピードになってくるため、これまで扱えなかった医療分野で使えたり、あらゆる物をインターネット接続したりできるようになるとのこと。

まさにドラえもんなどで出てくる世界が2040年にはかなり近づいてくるそうです。

全てを想像できるわけではありませんが、すごい世界が近づいているんだということを知ることができます。

未来の経済:年金、税金、医療費について

未来の経済については、日本が置かれている状況や年金についてなど。

年金:もらえる額は減る
税金:社会保険含め支払いが増える
医療費:テクノロジーが発達すると改善する

このパートで印象に残ったのが、社会保障費の変遷です。

社会保障費は年金や医療保険、雇用保険、介護保険などが含まれるものです。

年金制度が始まったのは1961年、1970年には3.5兆円だった社会保障費が今ではなんと約120兆円という金額に。

制度ができてから50年も経っているので設計が崩れているのでしょう。

社会保障は保険制度なので、払った金額より少なくなるケースになるのは仕方がないとしても、区切りは作ってほしいものです。

例えば、年毎の社会保障費の最大値を60億などに定めてそれに応じて年金や医療費の負担額を決めるなど。

そうなった場合、医療費の負担は今の倍とかになると思いますが、そうなったら健康に気をつける人が増えて病院に行く人数が減るなど起きる可能性もあるんじゃないでしょうか。

あとは本書でもありましたが、テクノロジーの発達によって医療提供側の負担が減るなどすれば状況が改善するかもしれません。

衣食住について

衣食住のパートですが、ここに教育の内容も加わっています。主なトピックは以下の通り。

衣:アフリカが流行になる
食:培養肉、遺伝子組み換えの魚
住:マンションの価値は下がる
教:オンライン教育、学歴の価値が下がる

このパートで印象に残ったのが、日本では学歴の意味がなくなるといった内容です。

元々日本の大学進学は良い企業に就職するための学歴フィルターを突破する意味があったが、2040年には少子化の影響で8割程度の人数になるためと書かれています。

確かに自身で考えても大学4年間で社会に出るための知識を得たわけではなく、『大学卒業』という証明書をもらいにいった感覚はあります。

就職に対して『大学卒業』という証明書を効力をもたず、大学で得たい知識があるわけでないなら不要かもしれません。

僕の子どもがちょうど2040年には大学2年生ぐらいの歳です。

オンライン教育の発達などで必ずしも大学に行く必要がない未来が待っているかもしれません。

天災について

天災については世界規模と日本規模の話に分かれます。主なトピックは以下の通り。

世界規模:温暖化、水資源の取り合い
日本規模:水害、地震、富士山の噴火

このパートで印象に残ったのが地震についての内容ですね。

本書では地震で、都市直下型、南海トラフ、ともに30年以内に起こる可能性が70%と予測されていると書かれています。

実際に起きれば首都圏は壊滅状態で、都市直下型では約780兆円、南海トラフでは約1410兆円の経済損失が出るとのこと。

国家予算が年間約100兆円なので被害の大きさがよく分かります。

このパートを読んで、首都圏に家買うのだけは絶対にやめようと思いましたね。

ローン35年なんて組んだら高確率で地震の打撃を受ける可能性が怖すぎます。

去年は家を買うかどうか考えていたのですが、この事実を知ったら首都圏で家買うという選択肢なくなりました。

天災は避けれるものではないですが、すでに予測されている情報を知っておくだけでも、選択を変えれるため定期的に天災の情報を知っておくことは重要ですね。

まとめ

2040年の未来予測』を読んだ感想を書きました。

感想の中には書ききれていませんが、どの分野においても勉強になること盛りだくさんでした。

興味がある方はぜひ読んでみてください。